Monday, March 24, 2008

ぼくらの落第先生/先生、キム・ボンドゥ(My Teacher Mr. Kim) 선생 김봉두 Seonsaeng Kim Bong-du

ソウルで小学校の教師をしているキム・ボンドゥ(チャ・スンウォン)は、
とにかく「やる気が無い」

ワイロをもらうために、授業中でも保護者に電話するんです。
保護者がワイロを持ってこない子どもは、校庭を走らせる。
そのエコひいき体罰が問題になって、
ど田舎の分校に転勤させられるんです。

そんな根っからの「落第先生キム・ボンドゥ」

何も無いど田舎に来て、余計にやる気が失せたのか、
5人しかいない分校の子ども達の名前も覚えようとしません。

ソウルのように保護者からワイロをもらえません。


面倒くさいので、とりあえず「自習しろ。」って言って、
ボ~っと外を眺めてます。

それでも子ども達は、
「先生どうしたのかなぁ...」

「先生はわたしたちのために、悩んでくれているのよ。」

「先生を困らせないようにしましょうね。」
と、純粋で、ポジティブなんです。


そんなど~しょうもない先生は、
早く廃校になってほしいので、
「そうだ!子ども達を転校させよう!」と思いつくんです...

なんとか転校してもらいたくて、
「ソウルは良いぞぉ...」と
洗脳作戦が始まります。
砂入:キム・ボンドゥ先生役のチャ・スンウォンはいい味出してるわー、本当にぷぷぷーって笑いが出るぐらいの人格、声も立派だし、風貌もいい、面白いし、 コミカルさというか人間らしさ、優しさが溢れ出すような見た目、これこそいい俳優ですね。根っからの物が醸し出している。

この映画面白かった。いい話だった。ただの涙でなかった。ボンジュノ監督の『殺人の記憶』や『グエムル』で超おなじみのおもろいおっさんピョン・ ヒボンも出ています。ミスターチョウという田舎の字が書けない変わり者のおっさんの役で登場。しかし先生に字を教わり念願のアメリカに行ってしまった息子 さんに手紙を書く姿は心を本当に締め付けましたね。その3年前にきた手紙を大事に何回も読み返し、その後小汚い箱に収める前にチュッとキスをする姿は先生 の自分の父に対する思いをこみ上げます。うーん。いいシーンだ。

またまた、『春がくれば』でおなじみの子役の天才、イノセントで健気な笑顔を純に表現するイ・ジェウンはまたまたいい役。うまいねー彼、もう自然なんだろうねああいうの。

監督チャン・ギュソンいいですね。

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