Monday, April 12, 2010

Boat ノーボーイズ,ノークライ (ハ・ジョンウ/妻夫木聡)



韓国から日本へボートに乗って密輸の手伝いをする男と,それを出迎える男との間で隠密な取り引きが始まる。

▼プサン(釜山)から日本へボートに乗って密輸の手伝いをするヒョングは,日本の事業家ポギョンおじさんにキムチを配達しながら忠誠を尽くしている。

▼日本へ行くたびに彼を迎える亨(とおる)は,ヒョングが持って来たキムチ甕を大事にするが,ある日,ヒョングは,キムチ甕の下に隠された麻薬を発見し,自分がとても危険なことに加担した事実を知るようになる。

▼これまで麻薬を配達してきた事実を知り,不安と混乱の中にあった彼は,ポギョンおじさんが拉致した女性を配達しろという命令を受ける。

▼一方,亨(とおる)は,ヒョングを監視しろという命令を受け,二人の間に隠密な取引きが始まる。

sunairi:途中からちゃんと見ていなかった。結構そのまんま。

Like You Know It All 잘 알지도 못하면서 よく知りもしないで by Hong Sang-soo



Plot (from Wikipedia)

Film director Koo Gyung-nam is invited to sit on the jury of the Jecheon International Music and Film Festival, where he meets attractive festival programmer Kong Yun-hee. He later travels to Jeju Island to deliver a lecture, and while there meets a painter and his wife.


Plot (from 輝国山人の韓国映画)

▼2008年の夏,忠清北道の第4回チェチョン(提川)国際映画祭に審査委員として招請されたク・ギョンナム。プログラマーのコン・ヒョニをはじめとする映画関係者たちとの酒の席を言い訳にして,審査は後まわしだ。
▼義務的な映画観覧が続いている間,ずっと昔の親友プ・サンヨンに偶然に会い,彼の家へ向かう。
▼間違いなく行われた酒の席は,プ・サンヨンの妻ユ・シンのせいで妙な雰囲気で終わり,翌日,ク・ギョンナムは,不意に破廉恥男として追い詰められたまま,逃げるようにチェチョン(提川)を離れる。
▼チェジュ(済州)島に特講に行くようになったク・ギョンナム。学生たちとの飲み会で先輩の画伯ヤン・チョンスに会い,翌日,彼の家へ同行する。
▼彼は,ヤン・チョンスの妻が自分が恋慕した後輩コスンであることを知り,彼女は,ク・ギョンナムに密かにメッセージを渡す。
▼この後,コスンをまた訪ねたク・ギョンナム。二人は,火遊びのような関係をしている中,偶然に立ち寄った町内住民チョ氏に現場を見つけられてしまう。


Production (from Wikipedia)

Like You Know It All is Hong's second film to be shot on HD video following his previous feature Night and Day, released in 2008.[1] The film is being produced independently with a short shooting period and low budget of $100,000, with the cast—some of whom have appeared in Hong's earlier films—working without any fees upfront.[1][2] Shooting commenced in Jecheon, August 2008, where the real-life Jecheon International Music and Film Festival is held annually, before moving to Jeju Island where filming continued into September.

A member of the main production staff said, "the film steps away from the sharp beauty of cinematic form, trying to make some changes while being more loose in form but more dynamic in atmosphere. It is more hilarious but also bitter at the same time."

From Auteurs
http://www.theauteurs.com/notebook/posts/1063
Sunairi: 出ました、ホンサンス。話は前と比べてかなり軽いというか別に軽い趣になったのではなく、印象はあっさりとしています。面白くそして少しビターな、けどその状況に悩むのではなく、自身もすっかり驚きながら、でも進んで行くみたいな心境。

もちろん主人公は映画監督、映画祭のジャッジとして田舎に来ると言う設定から、ハチャメチャな人間模様、ホンサンスだからこそ生まれる様な人間模様が次々に繰り広げられます。

前みたいな、作家として認められていない怒り、威厳から来る葛藤はなくなった様な気がします。読んでみたらこの映画も『浜辺の女」にしても一流女優を使い、いわゆる一流俳優を次々と無報酬で出てもらってみるみたい。なんか世界のホンサンスは韓国でもかなり達者な存在になったと言う実績と余裕が映画からもひしひし伝えられます。

ですので状況は過剰にヒステリックで、そして打ちひしがれた様な哀れみ、そんな対局なフィーリングが軽ーい流れと、どす黒いユーモアで展開します。

吹っ切れた感じ?いい。

ホン・サンス監督の“飲酒トーク”映画『ハハハ』5月6日に封切http://www.kntv.co.jp/news/?p=35934