Wednesday, June 18, 2008

模倣犯


1996年9月12日早朝、一家惨殺事件の唯一の生き残りである塚田真一は、犬の散歩中に、大川公園で女性の右腕を発見する。同じ公園からは、失踪したOL・古川鞠子のハンドバッグが発見され、マスコミが大騒ぎするなか、犯人を名乗る人物はテレビ局に「右腕は古川鞠子のものではない」という内容の電話を掛ける。さらに、古川鞠子の祖父の有馬義男のもとにも、犯人から電話があり、孫娘を心配する有馬の心を弄ぶかのように、有馬を翻弄していく。

や がて、犯人の指示で有馬あてのメッセージを届けた女子高生の死体が発見され、古川鞠子の白骨体も第三者の会社に送り届けられる。死者を冒涜した遺 体の送り付け方やマスコミに対する不敵な挑戦。そして、有馬をはじめとする被害者遺族に対するあまりにもむごい仕打ちに、犯人に対する捜査員や一般市民の 怒りは日に日に強くなっていた。

11月5日、群馬県の山中で一台の自動車が崖下に転落し、事故車のトランクから1人の男性の死体が発見される。自動車を運転していた栗橋浩美と助手席に座っていた高井和明の2人も事故のために死亡していたが、警察は両名の自宅の家宅捜索を行う。すると、栗橋の自宅から右腕を切り取られた女性の死体と、監禁された女性達の写真が発見され、捜査本部は栗橋・高井が連続女性拉致殺害事件の犯人として捜査を進める。

栗橋の部屋から発見された写真から、一連の事件で殺されたと認められる女性以外の姿を見つけ、捜査本部はその女性の特定、栗橋・高井が殺人を行っていたアジトの発見に向けて捜査を進める。

しかし、和明の妹・高井由美子は捜査本部の報告に納得がいかず、兄の無実を主張し続け、「栗橋主犯・高井従犯」説を唱えるルポライター・前畑滋子や有馬義男などに接触をはかるようになる。そんな由美子の後見人に、かつて浩美・和明と同級生だった網川浩一が名乗りをあげ、マスコミに華々しく登場してくる。

実は、かつての同級生、浩美・和明そして浩一の3人の奇妙な関係が、この事件の発端だったのだ。

sunairi: スマスマの中井君が主人公というか模倣犯。結構こう見ると綺麗な顔をしているのがわかる。その相棒の津田寛治は実に気持ちわるい。気持ち悪い役をしているから、気持ち悪いと思うのが演技が旨いということだが、見てて津田寛治の顔も本当にヒェーって感じだった。

映画のスタイルが超ダサい。なんか今風のポストモダンのメディア、MTV(これももう古いか?)時代を出したいのが判るが、なんかセンスなさすぎるのでは?もっとシンプルな作り方にした方がかっこよかったかも。それか少しドキュメンタリースタイルいしたほうが、これは想像ですが。

話は結構面白かった。宮部みゆきという作家が書いた話らしいが、現在の目的を失った若者、人情と太さで生きている叔父さんと感情のクロス。頭がずる賢く痛さを感じないお金持ちの男、メディアも巻き込み模倣犯になりすまし有名になる男は、娘を殺された叔父さんにテレビで説教される、その時やはり心が痛む。愛を教えてくれる親がいなかった為に寂しくそだった男性は叔父さんに心を寄せる。といい話だが、映画のスタイル、映画の色(黄色っぽい?)などでダメだし。折角いい素材なのに。

クローズド・ノート

ストーリー

小学校教員志望の大学生・堀井香恵は、アルバイト先の「今井文具堂」で万年筆を買いに来たイラストレーター・石飛隆作と出会う。香恵は絵を描くのに最適な万年筆を探す石飛に、次第に惹かれていく。

香恵の家には、その家の前の住人の忘れ物と思われる一冊のノートがあった。初めは読むつもりはなかったが、友人の葉菜が留学したこともあり、ふと寂しさに襲われた香恵はそのノートを読んでしまう。

そこには、そのノートを置き忘れた前の住人で小学校教師・真野伊吹と生徒達との交流の日々、そして最愛の人“隆”への溢れる想いが綴られていた。

ノートを読み進めていく内に香恵は、伊吹の考え方・生き方に共感するようになる。しかし、そこには驚くべき事実が隠されていた。

sunairi: 沢尻エリカがご機嫌斜めな初日舞台挨拶が問題になった映画。内容は、日本では綺麗な女にはこの様な話、共演者、情景、そして結末が用意されるとまざまざと見せ付けられた気がした。沢尻の演技はちゃっかりな確り者の女の子、少々知ったかぶりの喋りがいらついた。光が入る窓際に座る沢尻、マンドリンを弾く沢尻、人の日記を盗み読みして泣く沢尻、綺麗なのに男に振られる沢尻、そしてその自分の散漫な演技、皆が沢尻を綺麗だと思い、それを認識確認し演技で答える沢尻、この映画が相当気持ちよかったか、初日舞台挨拶でしょうもない仕来りをしなければいけない状況にプンプンな沢尻、もうええわ。

どうでもいい映画やったわ。