Monday, January 18, 2010

The Thin Red Line by Terrence Malick

In World War II, the outcome of the battle of Guadalcanal will strongly influence the Japanese's advance into the pacific. A group of young soldiers is brought in as a relief for the battle-weary Marine units. The exhausting fight for a key-positioned airfield that allows control over a 1000-mile radius puts the men of the Army Rifle company C-for-Charlie through hell. The horrors of war forms the soldiers into a tight-knit group, their emotions develop into bonds of love and even family. The reasons for this war get further away as the world for the men gets smaller and smaller until their fighting is for mere survival and the life of the other men with them.
Sunairi: Deep film with such an attitude about war as meaningless killing of its own alley as well as enemy. Have to watch again since I missed so many words whispered by soldiers. But I got the vibe of intense situations of war.

『秋刀魚の味』小津安二郎

長男の幸一夫婦は共稼ぎながら団地に住んで無事に暮しているし、家には娘の路子と次男の和夫がいて、今のところ平山にはこれという不平も不満もない。細君と死別して以来、今が一番幸せな時だといえるかもしれない。..

砂入:初めての小津だと思いきや、娘の結婚をふとしたきっかけから願う父の話とは、見た事があった。しかし今回まずびっくりしたのは、カラーであった事。1962年に作られたんですね。それと過去に気づかなかったのは素晴らしく奇麗だこと。あの頃の日本を、ハイカラな日本を奇麗に忠実なドキュメントといった風に、まぶしてあります。その背景の中、気品がある中流階級の(と言うんですか、ここら辺の人たちは?)上品な有様とその団欒。キアロスミがオズ、オズと言っているのがわかる。会話の平凡さも淡々とした所もすごく優雅で、戦争が終わった日本のというか一般市民の余裕だったんでしょうね。まだまだ見ていきたいです。素晴らしく奇麗だった。

西川美和監督最新作『ディア・ドクター』


八月下旬。山あいの小さな村から村の唯一の医師・伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪した。伊野は数年前、長く無医村だったこの地に着任し、様々な病を一手に引き受けて村人たちから絶大な信頼を受けていた。すぐにベテラン刑事二人が捜査を進めるが、伊野の生い立ちを知る者は村の中に一人もいなかった……。遡ること約2ヶ月前。東京の医大を出たばかりの相馬(瑛太)が研修医として赴任してくる。看護師の大竹(余貴美子)と一緒に診療所を切り回しているのは伊野という中年医師。最初は慣れない僻地医療のやり方に困惑していた相馬だったが、伊野と共に働くうち次第に都会では味わったことのない充実感を覚え始める。そんなある日、鳥飼かづ子(八千草薫)という未亡人が倒れ、伊野が診療する。胃痛持ちの彼女は長らく診療所を避けてきたが、都会で医師として勤務する末娘・りつ子(井川遥)の手を煩わせたくないがため、次第に伊野に心を開いていった。八月中旬。伊野は夜になると診療所を抜け出し、点滴を持ってかづ子の家を訪れるようになっていた。ある晩、玄関で伊野を見送ったかづ子はひどい吐き気でうずくまってしまう。駆け戻って背中をさする伊野に、かづ子は娘が来るので何とかしてほしいと必死に訴えた。八月下旬。帰省しているりつ子が診療所を訪ねてきた。胃潰瘍にしては症状が長引きすぎではないか、と問い質すりつ子に伊野は懸命な説明を試みる。やがて自分なりに納得した彼女は非礼を詫び、来年の今頃まで帰ってこられないので、母をお願いしますと頭を下げた。すると伊野は突然、原付バイクに飛び乗って診療所を後にし、そのまま彼は二度と戻らなかった……。九月初旬。刑事たちは、まだ伊野の消息を追っている。診療所は閉鎖、相馬も次の赴任先へと去っていった。かづ子は、りつ子が勤める病院に入院しているが、娘はまだ母親に本当の病名を告げられないでいる。その頃、伊野はある場所に向かっていた……。

西川美和の「ゆれる」の次の映画、題やイメージからはどうなるんだろうと思ったが、始まるや否や撮り方無駄のなさ、エレガントさ、そして短い時間にしっくりと深みに入る作り方など、もうそれは大変すばらしい。一瞬たりとも長過ぎたり、退屈な瞬間が全くなしトントン拍子のようであるが、ガッツリと骨太の人間ドラマを描いた。僕は100点。

アキレスと亀 監督: 北野 武

裕福な家に生まれた少年の真知寿(まちす)は“画家になる”夢を持っていた。
しかし突然両親が亡くなり、環境が一変してしまう。ひとりぼっちになった真知寿は、画家になることだけを人生の指針として生きるしかなくなった。
そんな愛に見放された真知寿の前に、ひとりの理解者が現れる。
絵を描くことしか知らない彼の純朴さに心惹かれた幸子である。
やがてふたりは結ばれ、真知寿の夢は夫婦の夢となった。
愛と希望に満たされ、様々なアートに挑戦するふたり。しかし作品は全く評価されない。
ふたりの創作活動は、街や警察をも巻き込むほどにエスカレートしていき、家庭崩壊の危機にまで直面してしまう・・・・・・。
うまくいかなくても前に進むしかない人生の中で、ふたりが確かに手にしたものは・・・・・・。

砂入:つまらなかった、現代美術の歴史にすごく感激したインスピレーションで作ったって感じ。その上自分をそれに投影してよってる姿が、今のたけしとして悲しい。