Saturday, February 19, 2011

Hahaha by Sang-soo Hong


カナダへの移民を決心したムンギョンは,先輩のチュンシクに会ってチョンゲ(清渓)山の裾でマッコリを飲む。二人とも,少し前にトンヨン(統営)にそれぞれ旅行してきたのがわかって,マッコリ一杯にそこであったいい話を一つずつすることにする。
▼ムンギョンの話。トンヨンの観光解説者ソンオク。トンヨンにいる母の家に泊まることになったムンギョンは,トンヨンをうろついて,観光解説者のソンオクに会って,彼女を追いかけ始める。
▼ソンオクの愛人で,海兵隊出身のチョンホとぶつかることがあるが,ついにソンオクの心をつかむことに成功して,一緒に移民に行こうと説得まですることになる。
▼チュンシクの話。トンヨンに一緒に来た女性ヨンジュ。チュンシクは結婚しているが,愛人ヨンジュがいて,一緒にトンヨンに旅行に来た。愛人は,チュンシクに離婚して自分と結婚することを要求し,チュンシクは苦しむ。
▼トンヨンにきている詩人チョンホとは親しい間柄で,ほとんど毎日のように一緒に酒を飲んで,チョンホの愛人でアマチュア詩人のソンオクも知ることになる。
▼酒の肴に夏の縁について話していた二人の男。しかし,彼らは,同じ人々に会っていた。ただ,良かったことだけ話すという二人の男の漫談のようなコメントが,清涼なトンヨンで起きた二つのカップルと憂鬱な詩人の出会いを微妙な五つの絵で完成していく。

sunairi:あまり好きではなかったが、最近のホンサンスーの映画は、キャラクターが映画作りに関してディープなことをポロッとこぼす。これはホンサンスーの言葉だろう。なぜか今回は少し下品さを感じた。中には変態的な習性をキャラクターが見せるがこれは好きだった。チェンシクとその恋人のキャラはとても見苦しい物があった。ムンソリがとてもブスに見えたし、凄く普通の人にも見えた。多分この映画が好きではなかったのは、ムンソリと、ムギョンとチェンシクのお酒を飲み話をするシーンから映画が構成されていることからかも。