Saturday, April 5, 2008

奇談 기담 Epitaph

▼1942年の京城。東京留学中だったエリート医師夫婦キム・イニョンとキム・ドンウォンは,突然帰国して,京城最高の洋式病院アンセン(安生)病院に赴任する。

▼彼らは,病院院長の娘との政略結婚を目前にしている医大実習生パク・チョンナム,幼年時の事故で足が不自由な天才医師イ・スインとともに京城生活を始めるようになる。

▼京城を荒々しいうわさで染めた連鎖殺人が猛威を振るう中,自殺した女子高生の死体,一家族を抹殺した交通事故で唯一生き残った10歳の少女が運ばれてきて,病院には陰鬱な仏教の声が鳴り広がる。

▼それぞれ秘密の愛を抱いて一所に集まるようになった彼らは,近寄ってくる破局を感知できないまま,徐々に愛と懐かしさが醸し出す背筋が寒くなるような事件と向き合うようになって,京城を揺るがす悲劇のうず巻きがますます彼らの前に迫ってくる。

砂入:音楽や雰囲気、そして黒澤の羅生門のような入り組んだ構成、日本映画のクラッシックの前衛的なものを思い出させる映画でした。ジョエルが言 うには最近の韓国映画は日本に植民地にされていた時代の作品が結構出てきているらしいのです。昔はその時代を扱った映画は日本に対する怒りがもっぱら多 かったが、最近のはその頃の無意識.........僕が思うに、そんな難しい時期にもあった良かった事、もしかしたらそんな酷かった日本に対する称賛、 ほら意識的な抑圧されていたそんな感覚が今は出てき始めているのではとか、またまた僕は深読みをしました。

昔広島のプロジェクトで何処かの被爆体験者と話をしていたら、「わし等はアメリカを憎んでおらんかった、それよりは50年代のアメリカのグラマラ スなイメージや生活観は憧れた。それがわし等を頑張ろうという気にさせた」と聞いた時、少し奇妙な気分になったのを覚えています。被爆体験者は怒りをもっ てアメリカを見ていたと思い込んでいた僕は、何かこの意見で人間らしい、欲望、生きる願い等を切実に感じました。『平和より団子』って感じでしょうか?

現在は韓国の物、有名人、映画、文化はお洒落なフィルターに包まれは同世代感覚で日本にいっぱい入ってきます。そんな時代に、日本に対する意識が 変わってきた韓国、バブルで急成長を見届け韓国、経済的にも日本に引けをとらなくなり、韓国の天才映画監督、ボンジュノが日本の映画監督の溝口などをイン スピレーションにあげる時代。その中下のほうにあった感覚が今の韓国にフワフワと湧き上がって来てるのでは?そんなのを感じさせてくれた一本です。


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