Wednesday, March 19, 2008

"Potala Palace" by Chen Zhen ポタラ宮/チェン・ゼン

出ました、来ました、(注意:中国プロパガンダ視点で!!)チベット文化の頂点である活きる観音菩薩、ダライ・ラマが住む宮殿、ポタラに住み込みで長い間 働いたラマ(僧)の人生です。光と影のコントラストを使い壮大な歴史(かなり中国的に.....)、チベットの首都ラサ、世界の屋根ともいわれる天空の浮 かぶ国チベットの壮観な風景、チベット仏教の絵、そしてこの和尚さんの立派な大きな鼻などを由緒ある伝統的な歌等にのせ、かなり奇麗にとってあります。も し此れが貴方のチベットに対する知識の最初の一歩であったらうっかり中国のプロパガンダに騙され、「あーそーなんだー!チベットの歴史って!」とも言わん ばかりに中国視点で見た歴史等を信じてしまうでしょう。悲しい...........。建築、仏画、衣服、人人、神秘的であり、興味深い外見を持つチベッ トの文化を豊満にかつ細密に撮影し、その壮大な映像を間違った見解で説明してあります。此れはドキュメンタリー等の恐ろしい所で(というかメディア一般的 に)、見た目の真実味に内容の出任せを信じさせると言う力。この映画も其のパワーをしっかり発揮しております。騙されないでくださいね、みなさん。和尚さ んは「チベットの歴史の中で中国の漢王朝から其の頃のチベットの王様にお姫様が送られて来た事がどの様にチベットと中国の交友関係を深めたかは思いも知れ ない、漢王朝のお姫様とチベットの王様は仲良く暮らし、お姫様のお陰で仏教はチベットに来る事になりまた.........。」等と、言わないと舌を抜く ぞー!なんて言わされたのでしょうかね?この映画製作の為に...。おまけに最後和尚さんは、「このポタラが今後無くなってしまうかもしれないけ ど............」とたまげる発言をします。ラマをしていたおじいさんはポタラ宮の下にある中国政策後のラサ都市化から出来たと思われる遊園地 で今は孫のお世話をします。この人がどのような人生の成り立ちでラマ業を終え「ポタラ宮は無くなってしまうかも」等といった事をほざいている理由は私も判 りかねますが、プロパガンダの為には何でもする(拷問、死刑、そして屈辱)中国チベット公正政策は計り知れないという事だけは言えます。宗教から精神を追 放され美しいチベット文化が観光の為に使われ、其の上の映画です、此れは。美しいのを別にして本当の歴史と参照してくださいませ。

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