Wednesday, March 19, 2008

ラリー・クラーク Larry Clark 『Wassup Rockers』

L.A.に住むラテン系のスケーター・ティーン達の物語と聞いた時、ラリー・クラークまたティーンか!と思い全くといって良いほど期待せずに行ったのだ が、なかなかいい気持ちになって映画館を出た。「キッズ」に比べると映画作りがかなり巧くなった。「キッズ」はラリー・クラークの「タルサ」の写真が動い た様な印象を受け、鮮烈なイメージは断片的な感情ばかりがギザギザに残った。この映画ではラテン系の若者の人生がほんのり見えた気がした。「キッズ』の様 に問題定義の映画でなく、有りのままのRockers達の姿。「スタンド・バイ・ミー」の様なロマンあふれるアドベンチャー。ラリー・クラークの映画に対 する愛が膨らんできたのが見える映画だ。

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