Friday, March 21, 2008

優雅な世界 The Show Must Go On 우아한 세계

▼「課長」「部長」という職級の代わりに,「兄さん」という声を聞く格別な職業を持ったが,家族愛だけは格別でない大韓民国の家長カン・イング。

▼今日も彼は,空気がきれいな別荘で家族たちと優雅に暮らしたいという希望をかなえるために,組織の仕事も熱心で,パパの役割も疎かにできない。

▼しかし,一日が遠いといって組織の仕事を止めろという家族たちの冷遇と,組織のナンバー2,ノ常務との刺々しい関係は,彼の人生を全く優雅でないところへ引き下ろすことになる。

ニューヨークでのTHE NEW YORK ASIAN FILM FESTIVALで上映されたギャングスター役のソン・ガンホ出演『優雅な世界 』である。監督はハン・ジェリム、試写会にも来ていて、「この映画は韓国でよくある男の役割のつらさであり、韓国でよく言われる40歳が一番死ぬのにいい 時期だ」なんて言ってました。

良かったです。ソンガンホはギャングスター役が超かっこよかった。『殺人の追憶』の時は本当にセクシーだったし、イチャンドンの『グリーンフィッ シュ』でのギャングスター役の時もとても良かったけど(あの時はとてもやせててチンピラって言うのが超似合ってた。今回はすこし太り顔も大きくなり、叔父 さんになった魅力。疲れて何時も子声で不満を言っているのがとてもチャーミング。

長さなじみのギャングスターのヒョンス役のオ・ダルスはとても良かったです。友達っていいですねと本当に実感した。二人でコジャンチプという名前 の小さな韓国料理のレストランで食べて水を掛け合うシーンがあるんですけど、これがまたいい情景だった。このレストランを某日本のサイトが見つけ出し韓国 まで見に行くという企画がありました。すごい執念。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/5675/us.html

ソン・ガンホ、本当に魅力がある人ですね、現実感あるし、タフだし、声高に笑う無邪気なところ、そして深い切ない感情の表現。

またまた好きになりました。早くイチャンドンの『密陽』(ミリャン、Secret Sunshine・ソン・ガンホ出演)がみたいです。

B型の彼氏 My Boyfriend is Type B


運命のような愛を信じる女子大生ハミは,偶然に路上で出会ったヨ ンビンに一目惚れする。しかし,キンカー(もてる男)ヨンビンは,多くの女性たちの忌避対象である最悪の血液型<B型>の男。同居のいとこ姉さんチェヒョ ンの大反対にもかかわらず,ヨンビンの積極的な愛情表現にハミは思わずヨンビンに心を奪われる。

最初のうちは,多様なイベントでハミの心をとらえたヨンビン。大 学生の身分でベンチャー事業をするヨンビンは,家はなくても,車は必需品というB型男。その上彼は,壊れた携帯の代わりにトランシーバーを届けて,これで 連絡しろと言ったりするなど,B型特有の振る舞いでハミをうろたえさせる。おまけに他人の事務室にこっそりと入り,ハードル試合をしたり,高層ビルのエレ ベーターでスーパマン遊びをするなど,彼とのデートは自称アイディアが引き立って見えるようだが,猟奇的だ。

時間が経つほどに,ゆがんで利己的なヨンビンに傷ついたハミは,結局,ヨンビンと別れる決心をする。一歩遅れてハミを心から愛していることに気づいたヨンビンは,彼女の心を取り戻そうと努力するけれど,すべて無駄骨になってしまう。

一度気持ちが背を向けるとなかなか簡単に元に戻せない<A型>女と,彼女の心を取り戻そうとする<B型>男。最悪の組み合わせの二人の出逢いは,どうなることか。でた、ちょっとアホアホの映画。でも楽しかったexclamation & questionハン・ジヘは結構美人、日本の化粧品のコマーシャル的な顔です。イ・ドンゴンはすこし気持ち悪いですね。なんか甘いマスクが影があり、自分がかっこいいと思ってるって感じが危険。韓国産ヒュー・グラントって感じ。

来ました僕の韓国映画狂もここまで日本の映画でもこんなティーニィ・ボッパーな物は見たことが無いのに、ウーン、だから見れるってか?今年の夏は韓国、ソウルに行きますよー。勉強しないと韓国語!がんばれー博史、いやーここまで来てますね僕も!わーい(嬉しい顔)目耳キスマークexclamation ×2

サイボーグだけど大丈夫 I'm a Cyborg, But That's OK 싸이보그지만 괜찮아


突拍子もない想像でいっぱいの新世界精神病院。ある日,自分をサ イボーグだと考える少女ヨングンが入ってくる。個性の強い人々がいる所だが,ここでもヨングンは,唯一眼に触れる子供だ。蛍光灯,自販機などに話しかける ヨングンを人々は理解できない。普段,他人の特徴を観察した後,盗むのが上手な男イルスンは,そんな彼女をつくづくと観察する。

サイボーグは,ご飯を食べてはいけないという考えのせいで,ます ますやせて行くヨングンのために,イルスンは,自分の能力を総動員する。水面飛行法を盗んで,ヨングンが自由に移動することができるようにしてあげたり, ヨーデルソングの実力を盗んで,憂鬱になるヨングンに歌も歌ってあげる。そして,特別にヨングンの同情心を盗んで,彼女の悲しみを代わりに感じる。

サイボーグに故障が起きれば,いつでも走って行くと言って,一生 AS保障を約束するイルスンと,サイボーグはそうしてはいけないのだが,イルスンのために度々気持ちがときめくヨングン。それでもヨングンは,相変らずご 飯を拒否しながら,危険な状況に達して,イルスンは,彼女のために最後の方法を準備する。 SUNAIRI:
『サイボーグだけど大丈夫』は、自分をサイボーグと思い込む女の子(イム・スジョン)と、彼女がサイボーグでも構わない男の子(Rain)の愛を描いたロマチックコメディー。

全体的なテンポやコマの振り方が、『親切なクムジャさん』の時も思ったけど、『アメリ』や『デリカッテッセン』のジャン=ピエール・ジュネの映画作りに似てますね。特に『アメリ』の物語を語るところにそっくり、雰囲気もね。

可愛いと思いました。話は『カッコーの巣の上で』の様に精神病院、トラウマや精神病を二人の愛と努力で解き明かすといったとてもポジティヴなお話、すこし見てて嬉しくなりました。

パク・チャヌクさん、多彩ですね。人気があるのも判る。おしゃれだね。

天下壮士マドンナ Like A Virgin (2006) - 천하장사 마돈나


高等学校1年生の無愛想な少年オ・ドング。どっしりしている体つきとは違い,自分は女性だと思っている彼の将来の希望は,「本当の」女性になること。それも,マドンナのように完ぺきな女性になって,片思いする日本語先生の前に堂々と立つこと。

女性になろうとするなら手術費が必要で,持っているものといえば,途方もなく強い力だけのドングには,ぴったり500万ウォンが不足する。そんなある日,飛び込んだ朗報。インチョン(仁川)市杯高等部シルム大会の優勝者奨学金が,500万ウォンだということ。

しかし,ドングは,死ぬ思いだ。よりによって,男子学生たちと上 着を脱いで,ありのままの肉で,もまれなければならないシルムとは。マドンナになるために,天下壮士にならなければならない無愛想な少年オ・ドングの「女 性になる道」は険しくて,気を失って倒れそうなんだけど。真面目にトランスセクシュアルという題材を扱っています。コメディー仕立てに結構ポップに韓国風に中々頑張ってるなと好感が持てる感じでした。面白かったか?うーん、お母さんとのインティメシーはすこし感動でした。

気まぐれな唇 생활의 발견  センファレ パルギョン On the Occasion of Remembering the Turning Gate

ギョンスは,映画出演に失敗すると気分転換のため,春川に住む先輩ソンウを訪ねる。ギョンスは,そっかしい舞踊家ミョンスクが自分に惹かれているのがわかって,ソンウ先輩が彼女を好きなのを知りながらもミョンスクとセックスをする。 一夜の愛を後にしたまま釜山行の汽車に乗ったギョンスは,汽車の中で会った人妻のソニョンに惚れて,慶州で一緒に降りて彼女の周りをうろつく。そして,結局,ソニョンと寝る。男が旅の中で出合った2人の女、2つの関係。もどかしさとおかしさの中でさまよう男女のラブストーリー

舞台で少し名が知られているといった程度の俳優ギョンスは、映画に出演する話が流れ、急にヒマに。そこで気晴らしを兼ねて、電話をくれたチュン チョンに住む先輩のもとを訪ねる。ギョンスはそこで自分のファンだという女性ミョンスクを紹介され、酔った2人は一晩を共に過ごす。その女性と別れたギョ ンスは、今度は故郷のプサンへ向かう列車の中で、魅力的な女性ソニョンに出合い一目惚れ。彼女の後を追いかけ、思いを遂げようとするが…。

『映画物語』『殺人の追憶』のキム・サンギョンがギョンス役。俳優行も何かしらうまくいかず、どんどん変な方向へ行っている自分にきずく、心がの 空っぽになり、旧友の熱いお誘いから旅へ、フラフラと2人の女の心をさまよい、自分のデッドエンドに気づくといったビターエンドな映画です。

ホンサンスは何時も芸術家やパッションを持って生きる人達の影を書きますね。そうなんですよね付いてくるんですよね、こう言った孤独。僕もこのため日ごろそれを抜け出すための努力をしています。ちゃんちゃん。

爆烈野球団!YMCA野球団 YMCA야구단


文の勉強より運動が好きな人士ホチャン(ソン・ガンホ)は,若い時期からの唯一の夢だった科挙制度が廃止されると暗行御史(皇帝の隠密)になるという人生の目標を失って一日一日を送るようになる。ホチャンの兄は,時代的な鬱憤に耐えられず,義兵活動をするために家を出て,ホチャンの父(シン・グ)は,開化勢力に押され,官職を辞めて青鶴書堂という私塾を運営する。

ある日,偶然に皇城基督教青年会(YMCA)会館で野球をする新女性ジョンニム(キム・ヘス)と宣教師たちの姿を見たホチャンは,野球に対する好奇心とジョンニムに対する好感を持つようになる。ホチャンの父は,ホチャンに私塾を継ぐよう薦めるけど,ホチャンは,ジョンニムに対する感情を育てて野球という新文物の魅力に陥る。

ホチャンとホチャン竹馬の友グァンテ(ファン・ジョンミン),日本留学生出身デヒョン(キム・ジュヒョク), ジョンニムを中心に,貧困から幼い年で荷物運びをする双子の兄弟,明成皇后の護衛武士だったという正体不明の男,屋台商人,貴族など募集して集めた団員を 加えて朝鮮最初の野球団'皇城(ファンソン)YMCA野球団'が結成される。YMCA野球団は,連戦連勝の最強の野球団に位置して皇城市民の愛を一身に受 けるようになる。

このような中で朝鮮は,日本の強圧により乙巳条約を締結するよう になって,これに悲憤慷慨したジョンニムの父は自決する。乙巳条約締結以後,YMCA野球団の練習場が日本軍の駐屯地に変わり,これを契機にYMCA野球 団は日本軍クラブチーム城南(ソンナム)クラブと対決をするようになる。しかし,競技の前日,親日派にテロを敢行して負傷した投手デヒョンは不振を免れな くて,ホチャンも庭に干してあった野球服を発見して試合を見に来た父の目を避けるために実力を発揮できなくて,YMCA野球団は,日本チームに大敗してし まう。

野球団の主将デヒョンは,日本チームの主将ひでお(鈴木一真)に 再対決を申し込むが,テロ事件の全貌が発覚してしまいデヒョンとテロにかかわっていたジョンニムは,日本軍に追われる身になって,YMCA野球団は解体さ れる。気をおとしたホチャンは,故郷に帰る父について行き,私塾の仕事の手伝いをするようになるが。SUNAIRI:

『シュリ』 『JSA』『殺人の追憶』『グエムル』のソン・ガンホ主演のコメディ・タッチのスポーツ映画

1905年、塾の後を継ぐよう父親から言われたホチャンは、学士にもなれず、毎日サッカーに興ずる日々を送っていた。ひょんな事から、アメリカ人 宣教師たちがするキャッチボールから、野球に興味を持つようになり、初代韓国野球チーム「YMCA野球団」の四番打者になる。ルールすら知らなかったメン バーは、実戦で学んでいき国内での試合は連戦連勝。時代は、第2次日韓協約が結ばれ、日本軍が我が物顔で街を闊歩するようになっていた。いつものように練 習するべくグラウンドに行ってみると、そこは日本軍に占拠されてしまっていた。日本のチーム「城南倶楽部」と使用権を巡って対戦するが。

うーん、すこしこういった2級の映画飽きてきた。話が全部見えるし、そこにびっくりが無い。見る前に判ってても見たら嬉しいものと、そのまんまやんけっていうのもある。

まあしいて言えば、またまた日本との摩擦、最後の試合も意地の悪い日本の軍隊の野球チームとの競争となり、そこに韓国人としての誇りと日本人のサムライ精神の対決となります。

何時も出て来ますね、歴史には、深く刻まれた傷跡が。

映画物語/劇場前 극장전  Tale of Cinema ホン・サン・スー Hong Sang-soo


<劇場伝>映画の話
 私の名前は,チョン・サンウォン。大学修学能力試験を終えて,兄から沢山のお小遣をもらって鍾路(チョンノ)の街に出た。そして,偶然にあるメガネ店の前で中学校の初恋ヨンシルに会った。もう会うことができないだろう。19歳の終わりに,私たちはどうなるのだろうか。

<劇場前>観客の話
 私 の名前は,キム・ドンス。今日,鍾路(チョンノ)のある映画館で先輩が監督した映画を見た。映画の主人公の話が,以前の私の姿だった。劇場の前で,嘘のよ うに映画の女主人公と出会った。女優の名前は,チェ・ヨンシルだ。彼女も映画を見たようだ。人波に消えるヨンシルを後にして,マルボーロタバコを1箱買っ た。

同窓会の副会長から,夕食時に先輩監督のための後援会合に出てこ いという電話がくる。先輩は,今入院中だ。行くべきか。やめるべきか。訳もなく鍾路を歩く。映画の中に登場した場所を振り返りたかった。人々にサインをし てあげている女優ヨンシルが通り過ぎる。彼女も映画巡礼中なのか。

勇気を出し話しかけてみると意外に親切に対してくれる。今日は,彼女が私の運命のようだ。あなたは今日,どんな映画を見ましたか。映画があって,映画を見た観客がいる。

朝鮮日報より、

『映画物語』で2年連続カンヌ出品を果たしたホン・サンス監督

カンヌが愛する韓国人監督、洪尚秀(ホン・サンス/45)。開幕一週間前、洪監督に相変わらずの愛情を示したカンヌ映画祭は、彼が作った6本の作品のうち4本にプロポーズした。

『江原道の力』(1998)と『オー!スジョン』(2000)を「ある視点」部門に出品した洪監督は昨年の『女は男の未来だ』に続き、韓国公開 (27日予定)を2週間後に控えた『劇場前』(『映画物語』)で2年連コンペ部門への出品を決め、今年もレッドカーペットを踏む。

『劇場前』は映画を観て映画館から出て来た映画監督志望のドンス(金相慶(キム・サンギョン)扮す)が、映画に登場した女優(オム・ジウォン扮す)とばったり会い、結局一夜を過ごしてしまうという劇中劇形式のコメディー。
http://218.145.28.31/cgi-bin/printNews?id=20040429000074
砂入:うーん、少しずつパターンが見えてきた、ホン・サン・スーはヨーロッパ系の芸術映画監督ですね。何らかの監督自身の人生観、出来事、芸術家としての 深み、孤独、欲望、成功、人、女といった感じの要素が、過去、現在、未来と入れ替わりエヂィットされ映画という凝縮された物になりましたって感じ?

いいんじゃないですか、この人はこういったん感じで。「女は男の未来だ」や『オー・スジョン!」の様なスタイル的、構成の目新しさは無かったけ ど、友達はこの作品が一番すきと言ってた。やっぱりどの映画でその監督を知るかってのは大切ですね。僕はこれ、オーケーって感じ。俳優のKim Sang-Kyung キム・サンギョンは『殺人の追憶』の彼ですね。この映画では売れない過去形の映画監督。結構怖い人。人に嫌われてて、はははは結構うけるこのキャラク ター。誰かを思い出すなーって感じ。誰? 日本の俳優の誰かです。

シバジ 씨받이 The Surrogate Mother


李朝時代の名家の宗孫シン・サンギュと夫人のユン氏との間には子がなく,跡継ぎを心配したサンギュの母と叔父シン・チホは,陰門谷のピルニョの16歳の娘オンニョをシバジとして家内に入れる。

気が進まなかったサンギュだったが,オンニョのずば抜けた容貌に惚れ,これを知った夫人はオンニョに辛く当たる。

オンニョが自分の境遇を忘れてサンギュを真に愛していることを知った母ピルニョは,自分がシバジだったときの話をして言い聞かせるが,オンニョはこれを受け入れない。

オンニョは無事,息子を産むが,その子はまもなくユン氏の懐に抱かれ,オンニョは赤ん坊の顔も見ずに家を出なければならなかった。

 男の子を産むまでの名家の姑の執念は,少々滑稽だが,産んだ子供と別れられず,シバジの掟を破る母のハン(恨)は悲しい。 SUNAIRI:

ヴェネチア映画祭主演女優賞を獲得するなど、国際的に高く評価された作品。世継ぎが生まれない名家にシバジ(代理母)として雇われた若い女の悲劇。

舞台は李朝時代の朝鮮。当時の豪族の間では、正妻に子どもができない場合「シバジ」と呼ばれる代理母に子どもを産ませる風習があった。そして、と ある豪族の家でも跡取りに恵まれずに代理母を立てることになり、シバジの村から一人の若い娘(カン・スーヨン)が選ばれる。屋敷の片隅に暮らすことになっ た娘は、次第に主人を愛してしまうようになるが、やがて子どもが産まれた後、屋敷の空気は彼女には冷たかった。韓国の伝統的な風俗を一貫して描き続けるイ ム・グォンテク監督の一作。

うーん、まあまあかな。歴史って感じ、こう言った事って日本でもあったと思う、いっぱいね。階級から来る農民のアビュース。悲しい話、主人公の女の子は綺麗だったけどね、その精子の為の男性もいい男だった。しかし悲しい結末。もういいこんなの、いらない!たらーっ(汗)

風の丘を越えて—西便制 Seopyeonje 서편제 監督:Im Kwon taek林權澤 イム・グォンテク


芸に厳しい父親ユボン(キム・ミョンゴン)は,養女ソンファ(オ・ジョンヘ)と義理の息子トンホ(キム・ギュチョル)にパンソリを教えながら旅回りを続けるが,父親に反発するトンホは,家を飛び出してしまう。

また,ソンファは,パンソリにハン(恨)を刻み込もうとして,父親から知らないうちに薬(ブシ)を飲まされ,失明してしまう。

やがて,父親は「恨に埋もれず,恨を超えろ」といい残して死ぬ。弟トンホは,姉ソンファを探し出し,再会するが・・・・。SUNAIRI:

韓国の伝統演唱芸能パンソリを学んで旅を続ける女性とその義弟を描く悲劇的なドラマ。韓国では5人にひとりが見たと言われるほどの大ヒット作で、第一回上海国際映画祭最優秀監督賞・最優秀主演女優賞を受賞している...

最初はパンソリをこよなく愛する青年がある民宿を訪ねそこで民宿の叔母さんにパンソリを聴かして貰うところから始まる。ドキュメンタリー的な展 開、綺麗な映像、真っ当なお話、そして超怒迫力のパンソリの音楽と歌。良いですねーこういった歴史的なもの。前書いた「酔画仙」でも、かなりの完成された 映画観を感じましたがこれもバッチグー。歴史の勉強にはもってこいですね。

ハッピー・エンド 해피 엔드 Happy End


6年間勤めた銀行を整理解雇されたソ・ミンギは,英語学院を運営 する妻チェ・ボラの稼ぎに頼って久し振りの閑静な時間を送っている。忙しい妻の代わりに5ヶ月になる娘ソヨンの面倒をみながら,古本屋で小説を読んだり, 料理の本を開いて食べ物を作ったり, ゴミの分別回収の要領も体得していくミンギ。

一方,ボラは,大学時代の恋人で軍入隊で別れたキム・イルボムに偶然に会い,夫に隠れて彼と常習的な出逢いを繰り返している。

ミンギは,妻の不倫に気がついて,ほどなく彼らの密会場所のイルボムのオフィステルまで探り出すようになり,彼ら三人の互いに違う欲望が緊張を起こし始める。

互いに違うハッピーエンディングを夢見る彼らの愛情,執着,殺意の三角関係は,予想できないエンディングに向かい駆け上がる。SUNAIRI:

短編映画で名をはせたチョン・ジウ(31)監督長編デビュー作。不倫に陥った妻、彼女を愛する男、失職した夫の愛と殺意などの心理を大胆に描くメロとスリラーを結合させた映画。結婚と愛の断面、世紀末的情緒をモダンな映像で写した作品。

結構怖い話、嫌いな話でした................。

Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer

ぐははははあはは。付き合ってる人といったのでラブラブに楽しかったです。

超アホアホ系のアクション映画、シルバーサーファーは日本のペプシマンに似てた。スカッとしたいときいいんじゃない?話なんてないよ。

オーシャンズ サーティーン Ocean's Thirteen

SUNAIRI:

監督は26歳で監督した1989年カンヌ国際映画祭グランプリ作品「セックスと嘘とビデオテープ」のスティーヴン・ソダーバーグ。主演ジョージ・クルー ニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、アル・パチーノ等といった米国男優つわもの集まれハリウッド映画です。彼はもともとアー ト系の監督でしたが、大人になったんですね。

画面は今でもアート系、ナチュラルライトを使い、その場のライティングで臨場感たっぷり、エディティングもかっこいいが.....................................................

超つまんない。話がちょうしょうもない。最初の1時間は本当にボアリングで全く面白くない。後半は一応オーシャンたちがプランしていた計画を実行するから見れるものの、別に手に汗かいたり、スリルを感じたり、笑ったりもないし、何にもない映画。


つまらん、あほか。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、アル・パチーノがみんな全然いい男に見えなかった。

馬鹿映画。終わった後、スティーヴン・ソダーバーグの名前が大きく出て花火が飛び散ります。スティーヴン・ソダーバーグも馬鹿監督になったんだね。

映画を見た観客もみんな全然つまんなそうにがっかりして見えた。ヒエー!

いかさま師  타짜 Tazza: The High Rollers


家具工場で仕事をして,みすぼらしい生活を送るコニは,大学より も貧困から抜け出させてくれるお金が優先の熱血で天方地軸(ムチャクチャ)な青年。ある日,コニは,家具工場の一角でパク・ムソク一行が繰り広げる花札賭 場に混じるようになる。20枚の花札で儲けは<ソッタ>ひと勝負。だが,コニは,3年かかって貯めておいたお金を全部失ってしまう。

それが専門賭博師<タッチャ>たちが仕組んだ賭場だったという事 実を一歩遅れて知ったコニは,パク・ムソク一行を探しに出る。賭博で喧嘩になったある倉庫で,偶然なのか必然なのか伝説のいかさま師ピョン・ギョンチャン に会う。そして,失ったお金の5倍を手に入れれば,花札を止めるという約束をして,彼と一緒に本格的な花戦いに情熱を傾けるための同行道に上がる。

いかさま師の道に入ったコニ。ピョン・ギョンチャンと地方遠征に 回っている間,賭博場の花,<設計者>チョンマダムを紹介されて,二人は,お互い平凡でない勝負欲と欲望の気勢を感じるようになる。コニは,チョンマダム があらかじめ設計しておいた賭場で大金を得るようになって,結局大きくなっていく欲望に勝てないまま,ピョン・ギョンチャンとの約束を破ってしまう。SUNAIRI:

コニ(チョ・スンウ)は偶然に立ち寄った花札賭博場で、一流の「いかさま師」ピョン・ギョンチャン(ペク・ユンシク)に弟子入りする。そしてクラブのママ、チョン・マダム(キム・ヘス)と出会い、運命が変わって行く...。

うーん良く出来てたなー。すこしルパン三世みたいな雰囲気。かっこよかった。チョン・マダムも超きれいどころ。コニが最初ユ・ジテかと思ったけどかっこよかった。綺麗な画像。よいでき。男性は好きかもこう言った男のロマン。賭け?

君は僕の運命You are my Sunshine 너는 내 운명  監督:パク・チンピョ


愛する人が現れるのをずっと指折り数えた36年。天使のような彼女が,スクーターに乗って私のそばを通り過ぎました。人々は,彼女はソウルからやってきたタバン(茶房)のホステスといいます。スクーターで配達にも出て行って,他の男たちと酒も飲むといいました。

私は,暇さえあれば彼女に会いにスンジョンタバン(純情茶房)へ走って行きました。バラの花と今しがた絞った牛乳を彼女にプレゼントしました。彼女と一緒にいたい心から,生まれて初めチケットを切ったりもしました。しかし,彼女は,私を簡単に受け入れなかったです。

そんなある日,私は,偶然に彼女の涙を見ました。彼女も実は,愛 されながら幸せに暮らしたいと思っていることを知りました。彼女のその涙を拭いてあげられる人が私だったらいいいと考えました。それでその日,私は勇敢に 気持ちを告白しました。世の中で一番幸せにすると。そしてついに,彼女は,私の真心を受け入れてくれました。SUNAIRI:

主演男優ののファン・ジョンミンは渡辺徹の若い頃みたい、女優はチョン・ドヨン、浅野アツコと祐子を足して割ったようなって感じ。

涙でましたねー。判っているんですけどね、お話は。ファン・ジョンミンの演技、彼は牧場で牛の世話をする人なんですけど、牛のような精神なんですね。感情に任せてウォーって叫び駄々をこねるところは、余りにも迫力のある演技で目頭が熱くなりボロボロ涙が出ましたね。

チョンの演技は良いんでは、やはり面接部屋での二人の白熱は見ものです。

これは某サイトの「ニガガラハワイ」さんの意見−−−でも総合的には落第。なぜって、全ての展開に動機がなさ過ぎる。まず、一人の女を愛しぬく理 由が薄すぎる。極端に言えば、最初にすれちがった時のチョン・ドヨンの可愛い顔だけで、彼女を一生愛し続けてしまっている。そんな男は世界中どこを探して もいないはずだ。もちろん、いろいろ脚色はしてるが描ききってないと思う。男が女をあそこまで愛するようになる、その理由が一番知りたいところなのに。

ウーン冷静でシビアなご意見、結構さめてますね、「ニガガラハワイ」さん、涙でましたか?

ポイントは泣く事です。考えてはいけません。感情の世界を楽しみましょう!

私の頭の中の消しゴム내 머리 속의 지우개 Eraser in my head


スジンは,物忘れが激しい。コンビニに行けば,買った物と財布ま で忘れてくるのが常だ。その日も買ったコーラと財布を忘れてコンビニに戻った瞬間ぶつかった男。彼の手にはコーラがあって,コンビニのカウンターには何も ない。無精髭にみずぼらしい身なり。まちがいなく浮浪者だ。彼がコーラを盗んだと考えたスジンは,彼の手からコーラを奪い,一気に飲み干してしまう。その 上げっぷまで。見せつけるように空の缶を返して,スジンはバス停へ向かう。だがバスに乗った瞬間,財布を忘れてきたことに気づく。戻ったコンビニで職員は スジンを見て財布とコーラを渡す。彼を探してみるけれど,もういない。

スジンの会社の展示場修理のために来た男。コンビニの男だ。でも 彼は,スジンを覚えていないようだ。ところが男は,スジンが自販機で買ったコーラを奪い取り,見せつけるように飲み干し,げっぷまでする。その男の名は, チョルス。こうして出会った二人は,つきあうようになり,愛を暖め結婚する。

弁当はご飯だけ二つ包んだり,家に帰る道がわからなくなる可愛い 妻スジン。チョルスはたいしたことないと思うけれど,スジンの物忘れはますますひどくなる。ひょっとしてと訪ねた病院で,スジンは自分の脳が死んでいって いるという事実を知る。スジンはチョルスに話す。「私の頭の中に消しゴムがあるんだって。」 SUNAIRI:

不治の病で記憶を失ってしまう女性とそんな彼女を見守らなければならない男性の切ないラブ・ストーリー。

ドラマチックな設定ですがヒロインのキム・スジン(金秀珍)はソン・イェジン、いい演技をします。すこし工藤静香に似てる?工藤のヤンキーな顎をとった感じ?

チェ・チョルス役のチョン・ウソンはジャニー系の顔、日本の俳優の誰かを思い出します。しかし僕も記憶喪失誰かは思い出せません。

スジンの記憶喪失のコンディションが酷くなると家族があたたかくサポートします。これはすこし感動でした。結構感動しながら見て、涙が出ました。最近もろい涙腺が?それか映画見すぎ?


感想といっては無いです。もし泣きたかったら見てください。