Sunday, March 29, 2009

悲夢 비몽 Dream


過ぎ去った愛をつらく感じるラン。夢遊病状態で,ジンが見た夢の とおり行動する彼女。別れたガールフレンドを忘れることができないジンの夢のために,自分の意志に反して,もう会いたくない過去の恋人を訪ねて行くように なるランにとって,チニという存在は耐えられない悪夢だ。

過ぎ去った愛を懐かしく思うジン。生々しかった夢の中の事件現場を訪ねて行って,そこでランに会い,彼女が自分が見る夢のとおり行動するという事実を知るようになる。

ランの要請にもかかわらず,自分の夢をコントロールできない彼。しかし,彼女のために...,ジンは一つの約束をする…。

sunairi:キムギドクらしいスピード展開で、オダギリがギドクならではの展開に激しい演技さえも見せます。最初は日本人っぽくもたもたと、まじめな印象だが、一生懸命さの印象を残しながら状況に挑戦されオダギリには珍しい狂気の部分も見せます。映像はとても美しいです。ギドクならではの仏教の絵画や強い明暗、潜む雰囲気での蠢く感情。

感想は「息」や「絶対の愛」ほど名作ではないが、まとまった感はあり、ギドク氏の映像の美しさや音楽の息をつかせる美しさの演出はどんどん高まっている感じはします。ギドクの一本ではなく、オダギリのために用意されたギドクの世界というものを感じました。