▼大韓民国オリンピック2連覇の主,最高のハンドボール選手ミスク。しかし,所属チームが解体され,彼女は,人生のすべてだったハンドボールをやめて,生計のために大型マートで仕事をするようになる。
▼この時,日本プロチームで監督として活躍していたヘギョンは,危機に瀕した韓国国家代表チームの監督代行として帰国する。チームの戦力を補強するため,彼女は,長い間の同僚でライバルのミスクをはじめ,過去の栄光を再現する老将選手たちを一人二人と呼び集める。
▼ヘギョンは,序盤から強力な訓練で戦力強化に努めるが,彼女の独善的なスタイルは,個性が強い新進選手と不和を引き起こし,老将選手と新進選手の間の小競合いまで広がる。
▼協会委員長は,選手たちとの不和と女性という点を問題にして,ヘ ギョンを監督代行から更迭し,世界的なスタープレーヤー,アン・スンピルを新任監督に任命する。何より自尊心が重要だったヘギョンだが,ミスクの引き止め と日本に帰れない状況から,選手としてチームに復帰する。
▼派手だった選手生活をやめ,監督としての成功を夢見るスンピル は,選手たちを配慮しない科学的なプログラムと,ヨーロッパ式訓練方式を無理に導入し,韓国型ハンドボールに慣れた老将選手たちと葛藤を誘発し,代表チー ムの戦力を低下させる。また,ヘギョンとの葛藤からミスクが離れてしまい,代表チームは,男子高校生たちとの評価試合でも最低の成績を繰り広げる。
▼ヘギョンをはじめとする老将選手たちの努力で,ミスクは,代表 チームに合流するようになり,スンピルと新進選手たちも,彼女たちのハンドボールに対する根性と最後まで自分らの夢に挑戦しようとする闘志を認めるように なる。そして,最高のチームワークでかたまった彼らは,もう一度世界制覇の偉業を達成するためにアテネへ向かう。砂入:これが皆言ってた凄くいい映画とかまえて見た。しかしいつの間にか選手に愛着が深く溢れ終わる頃にはいくつものシーンでジーンと来る体感のようなものがあった。映画の最後に実際の2004年に撮られた何人かの選手と監督の映像が流れる。監督はこの選手達はこのアテネが終わり韓国へ帰ると何もやることがないと、涙ぐんでいた。女性でスポーツに賭け、選手生命、というかオリンピックという一か八かの一回勝負、負けると何も残らないという状況にもみんなで団結する。いつの間にか僕も気持ちが入ってましたね。