Sunday, May 4, 2008

私たちの生涯最高の瞬間 우리 생애 최고의 순간 Forever the Moment

2004年のアテネオリンピックで世界最高の名勝負を繰り広げた女性ハンドボール選手たちの感動実話

大韓民国オリンピック2連覇の主,最高のハンドボール選手ミスク。しかし,所属チームが解体され,彼女は,人生のすべてだったハンドボールをやめて,生計のために大型マートで仕事をするようになる。

この時,日本プロチームで監督として活躍していたヘギョンは,危機に瀕した韓国国家代表チームの監督代行として帰国する。チームの戦力を補強するため,彼女は,長い間の同僚でライバルのミスクをはじめ,過去の栄光を再現する老将選手たちを一人二人と呼び集める。

ヘギョンは,序盤から強力な訓練で戦力強化に努めるが,彼女の独善的なスタイルは,個性が強い新進選手と不和を引き起こし,老将選手と新進選手の間の小競合いまで広がる。

協会委員長は,選手たちとの不和と女性という点を問題にして,ヘ ギョンを監督代行から更迭し,世界的なスタープレーヤー,アン・スンピルを新任監督に任命する。何より自尊心が重要だったヘギョンだが,ミスクの引き止め と日本に帰れない状況から,選手としてチームに復帰する。

派手だった選手生活をやめ,監督としての成功を夢見るスンピル は,選手たちを配慮しない科学的なプログラムと,ヨーロッパ式訓練方式を無理に導入し,韓国型ハンドボールに慣れた老将選手たちと葛藤を誘発し,代表チー ムの戦力を低下させる。また,ヘギョンとの葛藤からミスクが離れてしまい,代表チームは,男子高校生たちとの評価試合でも最低の成績を繰り広げる。

ヘギョンをはじめとする老将選手たちの努力で,ミスクは,代表 チームに合流するようになり,スンピルと新進選手たちも,彼女たちのハンドボールに対する根性と最後まで自分らの夢に挑戦しようとする闘志を認めるように なる。そして,最高のチームワークでかたまった彼らは,もう一度世界制覇の偉業を達成するためにアテネへ向かう。
砂入:これが皆言ってた凄くいい映画とかまえて見た。しかしいつの間にか選手に愛着が深く溢れ終わる頃にはいくつものシーンでジーンと来る体感のようなものがあった。映画の最後に実際の2004年に撮られた何人かの選手と監督の映像が流れる。監督はこの選手達はこのアテネが終わり韓国へ帰ると何もやることがないと、涙ぐんでいた。女性でスポーツに賭け、選手生命、というかオリンピックという一か八かの一回勝負、負けると何も残らないという状況にもみんなで団結する。いつの間にか僕も気持ちが入ってましたね。

Harold and Kumar Escape From Guantanamo Bay

韓国系アメリカ人のハロルドとインド系アメリカ人のクマーのコンビが繰り広げる能天気コメディ『Harold and Kumar Go To White Castle』の続編。ハロルドが惚れたマリアがアムステルダムに行ってしまったことを知った2人は彼女を追いかけようと飛行機に飛び乗る。しかし、ク マーをテロリストと勘違いした乗客のおかげで、2人はすっかり北朝鮮とアルカイダと誤解されてグアンタナモの刑務所に送られてしまう。しかし、1時間弱で 脱獄した2人は・・・。
砂入:面白かったが、次の日には殆ど記憶がなかった。何か泥沼のアメリカをどの様に好きになるかという方法のような提案的なエピソードも隠されている。ギャグだが結構政治的な要素も強い。インド系アメリカ人のクマーは面白い。ハロルドも超アメリカン・エイジアンを代表するような性格。映画観はアジア人とインド人の男性のグループがいっぱいいた。何か其れが笑えた。二人はおしりを少し出すが何かかなり汚かった。特にハロルドのお尻が汚く、何か貧相でもあった。見てよかったというよりは、見といたのでこれでいいという感じだった。

Flight of the Red Balloon by Hou Hsiao Hsien

1956年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したアルベール・ラモリスの不朽の名作 『赤い風船』 を、世界各地で数々の賞を受賞している巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)がリメイク。人形劇作家・人形劇師として活躍するジュリエット(ジュリエット・ビ ノシュ)は、大学でも教鞭をとりながら、11歳のサイモン(シモン・イテアニュ)を育てる多忙な日々を送っている。しかし、やはりシングルマザーとして仕 事と子育てを両立することは難しく、映画学校の台湾人学生ソン・ファンをベビーシッターとして雇うが、サイモンとソンはすぐに打ち解けていく。ジュリエッ トがアパートの下の住人と裁判沙汰になったことで、母子にとってソンの存在はますます大きくなり、そのソンのアドバイスでジュリエットは人生設計をやり直 すのだった。邦題は 『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』。
砂入:あらすじ通りですが、ジュリエット・ビ ノシュは誰かを思い出す。人生が少し混雑してしかしその感情は人形劇の仕事に生かされ、感情いっぱいに成ってる親を理解しながら息子のサイモンは育つ。多忙なお母さんの変わりに集まる女性に囲まれながら、精一杯生きるサイモン。

其処に現れるソン、アジア人でフランスに住む映画の学生。
ジュリエット・ビ ノシュに憧れ、サイモンの生活を垣間見ながら、ニュートラルなそして禅な静けさでジュリエット・ビ ノシュの感情を包んでいく。旦那がいないジュリエット・ビ ノシュ。あからさまに一人でやって行けない人生。

ジュリエット・ビ ノシュへの尊敬の念が何かでている。其れがホウ・シャオシェンのフランス映画に対する尊敬と重なるような気がする。其れが無念さを感じさせた。ホウ・シャオシェンはやはりフランス映画に憧れているのかという失望。其れがティピカルに感じられた。