
▼耳がよく聞こえないチェ老人だが,かすかな牛の鳴き声もおばけのように聞こえ,片足が不自由だが,牛に食べさせる草を刈るために,毎日山に登る。
▼その上,牛に害があるので,畑に農薬を撒かない意地っ張りだ。牛もまともに立つことができないが,チェ老人が手綱をとれば,山のような多くの荷物も厭わず運ぶ。
▼無愛想な老人と,押し黙っている牛。両者は,皆が認める友人だ。そんなある春,チェ老人は,獣医師から牛が今年を越すことができないという宣告を聞く。
▼耳がよく聞こえないチェ老人だが,かすかな牛の鳴き声もおばけのように聞こえ,片足が不自由だが,牛に食べさせる草を刈るために,毎日山に登る。
▼その上,牛に害があるので,畑に農薬を撒かない意地っ張りだ。牛もまともに立つことができないが,チェ老人が手綱をとれば,山のような多くの荷物も厭わず運ぶ。
▼無愛想な老人と,押し黙っている牛。両者は,皆が認める友人だ。そんなある春,チェ老人は,獣医師から牛が今年を越すことができないという宣告を聞く。▼1448年,セジョン(世宗)30年。朝鮮の新しい火器開発を恐 れた明の皇室は,極秘裏に火砲研究所を襲撃する。研究所都監のチェ・ヘサンは,神機箭開発の全てのものが入った‘銃筒謄録’とともに,一人娘‘ホンリ’を 逃避させて,完成直前の‘神機箭(シンギジョン)’と共に自爆する。 計画が失敗に帰し,明は,大規模使臣節団に偽装した武将勢力を急派し,消えた‘銃筒謄録’と‘ホンリ’を探し始める。
▼明の使臣団がくるといううわさを聞いて,一山当てる計画で大陸と の貿易に参加しようとしていたプボサンダンのソルジュは,誤った情報で全財産を失うようになる。そんなある日,セジョン(世宗)の護衛武士のチャンガンが 訪ねてきて,大金をかけて秘密だらけの女性ホンリを探してくれるよう頼む。
▼取り引きを受諾したソルジュは,彼女が秘密兵器‘神機箭’開発の 核心人物であることを知って彼女を送り返そうとするが,彼女が見せた‘神機箭’の威力に魅了され,同僚たちとともに神機箭開発に参加するようになる。しか し,包囲網を狭めてきた明国武士の急襲で,‘銃筒謄録’を奪われ,神機箭開発は迷宮に陥る。
▼一方,明は,朝鮮が屈服しないので,10万の大軍を鴨緑江(アムノッカン)周辺まで進撃させて圧力をかけ,セジョン(世宗)は,国民の安全と危機のために,神機箭開発の中止を命じる。これに怒ったソルジュは,王命にさからって神機箭の最終完成のための戦いを始める。