▼耳がよく聞こえないチェ老人だが,かすかな牛の鳴き声もおばけのように聞こえ,片足が不自由だが,牛に食べさせる草を刈るために,毎日山に登る。
▼その上,牛に害があるので,畑に農薬を撒かない意地っ張りだ。牛もまともに立つことができないが,チェ老人が手綱をとれば,山のような多くの荷物も厭わず運ぶ。
▼無愛想な老人と,押し黙っている牛。両者は,皆が認める友人だ。そんなある春,チェ老人は,獣医師から牛が今年を越すことができないという宣告を聞く。 sunairi: これを見た時、「らくだの涙」を思い出した。この監督も「らくだ」を好きだったろうに。スティルの写真を見るとキアロスタミを思い出した。
No comments:
Post a Comment