Thursday, June 19, 2008

犯人に告ぐ


ノンキャリアながら警視として、神奈川県警本部管理官の地位にあった、主人公“巻島史彦”は、とある誘拐事件の捜査ミスの責任を負わされて捜査会見を行うが、上層部の指示により過失を一切認めなかったため、マスコミの激しい攻撃に晒された事から逆切れし、足柄署に左遷された。

6年後、「バッドマン」を名乗る犯人による連続幼児誘拐殺人事件の捜査が難航。警察や自分に批判的なマスコミ関係者を嘲弄するメッセージを送る犯人 に対する世間の怒りは、警察に対する非難となって現れていた。この事態に危機感を持った県警上層部は、捜査責任者がマスコミを通じて目撃情報を求めると共 に、犯人自身に呼びかける「劇場型捜査」とも言うべき起死回生の策を取ることとし、巻島がその責任者として呼び寄せられる。 巻島はニュース番組に出演し、犯人に同情するかのような発言をしてメッセージを求めるが、数百通もの自称「バッドマン」からの手紙が寄せられるものの、犯 人しか知らない情報を記載したものは一つとしてなかった。世論は犯人を英雄視するものとして批判、「特ダネ」をもらえなかったマスコミもこれに同調。巻島 は、捜査本部においても孤立。試みは失敗に終わったかに思われた。 だが、ついに「バッドマン」本人からのものと思われる手紙が届く……。

sunairi: なんか韓国のボンジュノの『殺人の追憶』と、ソルギョングが出た『あいつの声』を思い出した。主人公の豊川悦司はなんか顔が歳をとってたるんでいる感じがあり、昔ゲイのテーマの映画で彼を見てきれい系の顔だなーと思っていたため、少し引いた。その彼が大人になった顔、貫禄を引っさげてというかそれを見初められて、自分の解決できなかった事件の悪い思い出の浄化の為、頑張る。その自分を曲げない姿、メディアの滑稽さに屈しない所、刺されても人情で頑張るところが少し彼の顔の貫禄を上回る役であったと思った。他の若くても味がある演技が出来る人のほうが良かったのでは?