金八先生をサザンオールスターズの桑田さんで足して割ったような俳優、チェ・ミンシクさんが出る少し切なく、あまーい映画、「春が来れば」、です。
物語: 失恋をした男性は、中学校の音楽教師の仕事で韓国の地方にやってきます。まずいコーヒーを自動販売機でうっているような田舎で、炭鉱が町の男たちを支える 様な経済状況のなか、吹奏楽部の中学生たちは、炭鉱で働く親に音楽なんて男のすることじゃねーと罵られ、夢を傷つけられながら頑張っています。チェ・ミン シクが演じる男性イ・ヒョヌはそんな吹奏楽部の顧問になり、少しずつ情熱を燃やす楽しさを覚えていきます。
少しゆっくりめの展開、田舎の住む人達の支えあう優しさ、貧困のなかでも清く生きている吹奏楽部の中の一人の少年、朗らかに淡々と話は進みます。
韓国は上下関係が厳しく、今も残っているらしいのです。其の感覚がこの映画を見てるとわかりました。お婆ちゃんと二人っきりで住む少年の先生に対する言葉使い、先生の尊厳の絶対性の展開、そしてお父さんのような愛を持った先生、少し感心しました。
日本ではこう言った男気のある先生がもういないんでは?貧乏な子供のお婆ーちゃんが死んだら先生が病院に駆け込むなんて、もう日本では聞かないような話では?
対話がとても優しく、僕は飛行機の中で涙が出ました。
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