Monday, March 24, 2008

マラソン Marathon 말아톤 監督:チョン・ユンチョル

明るくてかわいい子供チョウォン。かけがえの無い息子、チョウォンが自閉症児であることを知り、母キョンスクは奈落の底に落ちたような絶望感を感じます。

そんなある日、駆けっこで誰よりも速かったチョウォンを見て、母は新たな希望を抱きます。時間は流れ、二十歳になったチョウォン。

しかし、チョ・ウォンの精神年齢はまだ5歳のままです。場所を気にせずにオナラをしたり、大声で叫んだりする、身勝手なチョウォン。 しかし、走りだけは最高のスピードを誇ります。

ある日、有名なマラソンコーチがチョウォンの学校に赴任してきます。それを聞いた母、キョンスクは彼にチョウォンの指導を頼みます。コーチである、ジョンウクは彼の指導をすることにします。

ジョンウクは最初、あまり期待していませんでしたが、徐々にチョウォンの可能性を見いだし、彼を強くバックアップします。

純粋なチョウォンに対し、ジョンウクはどんどん心を開いていきます。遂にジョンウクはチョウォンのために本格的な訓練を開始します。

しかし、何となく不真面目そうにみえるジョンウクに時折不満を抱いていた母、キョンスクはある日、彼と言い争いをします。

その後、キョンスクは息子にマラソンを続けさせるか、やめさせるか深刻に悩みます。自分の意見を表現できない息子、チョウォンを見ている母の心は痛むばかりです。

砂入:久々に清清しく澄んだ映画です。ウーン出ましたね涙は、母の母性本能はなんか家の母を思い出しました。強すぎる事も又なんかなんですね。溺愛とか。

チョ・ウォン役のチョ・スンウは旨いですね。少し『what's eating Gilbert Grape』のレオナルド・デカプリオを思いだしました。あれも旨かったもんね自閉症が。

自閉症は現代の病気、日本は国柄の性格からマイルドな自閉症は多分多くの人にあると思います。感情と行動が一致してないというのは自閉症の一種なんでしょうね。そんなコンディションは誰にでもあると思います。

兎に角、チョ・ウォンが良かった。彼の表情に奪われますよ。内容はお涙頂戴になってしまいそうな話だがそれをすくすくとクリアーしています。これが韓国の旨さでしょうね。脱帽、こんな良い映画がボロボロと浮かび上がる。これは何故なんでしょうか?

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