Monday, March 24, 2008

豚が井戸に落ちた日 The Day a Pig Fell into a Well 돼지가 우물에 빠진 날  監督:ホン・サンス

【解説とストーリー】
大都会・ソウルの片隅で生きる4人の男女の殺伐たる生き様を抑制のきいたタッチで描いたシリアス・ドラマ。監督は、米国の大学で映画を学び、テレ ビのドキュメンタリー『作家と話題作』(日本未放映)で注目された新人のホン・サンスで、本作がデビュー作。脚本はク・ヒョソの原作を基に、設定部分のみ 借用して4人の脚本家とホンが執筆。製作はイ・ウソク、撮影はチョ・トングァン、音楽はオク・キルスン、美術はチョ・ユンサム、編集はパク・コクチ、衣裳 はクオン・ジョンヒョン。出演は韓国の社会派演劇で活躍するキム・ウィソン、「外人球団」などの人気女優イ・ウンギョン、『コクチタン』(日本未公開)の パク・ジンシン、新進女優のチョ・ウンスク。(goo 映画より)

立派な小説のひとつも出版できない30歳代の三流小説家キム・ヒョソプは、ポギョンという名の人妻と愛に陥っている。しかし、ヒョソプには、彼を 尊敬し小説家の妻を夢見て何かと尽くすミンジェという女の子がいる。ポギョンの夫ドンウは、平凡なサラリーマン。小心者ながら潔癖症のドンウは、常に出先 で妻のことが心配になる。ミンジェが切符売りをする映画館の職員ミンスは、彼女に片思いをしているが、その執着は異常だ。(輝国山人のホームページより)
砂入:音楽は今村正平のドキュメンタリー見たいな奇怪な音楽で始まる。画面はとても80年代、時代性はある。でてくるひとたちのヌメットした愛、生活、気 だるさ、そしてその儚さ。ホン・サンスは最初からこうなんですね。結構少し飽きてきた、こういった結論、これでは何処に行ってもグルグルと人間の仇しか見 えないんでは?少し疑問に思いました。

『女は男の未来だ』では華麗な映画作りを見たが、『オースジョン』から『 江原道の力』『気まぐれな唇』 『映画物語』となると結構、ニュロティックな監督の姿が見え隠れして、それが少しづつ毒のように嫌気がさしてきました。

ウーン、第一印象最高だったのに、知れば知る程、ゴダールとかのコンプレックス体質を思い出し、僕はあの世界は駄目だったってのが正直な気持ち。 うーん、これでは未だアピチャポンの未知なで無垢な映画狂の方がいい姿勢かも。愛と真実と欲望は薄っぺらい様な感覚。僕はそういった事はもっと受け入れの 態勢です。そこでシニカルになりたくないってな感じ。

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