Monday, March 24, 2008

王の男 The King and the Clown 왕의 남자

大スター不在の低予算作品にも関わらず1200万人の観客を動員し、韓国映画史上最高の興行収入を記録。さらに第43回大鐘賞では、最優秀作品賞、最優秀 監督賞、最優秀主演男優賞賞(カム・ウソン)、新人男優賞(イ・ジュンギ)ほか10部門で受賞した超話題作。暴君として名を残す李氏朝鮮10代国王・燕山 君と、彼に仕える宮廷芸人の同性愛を描いた斬新な時代劇だ。
 王に寵愛される芸人コンギルを演じたイ・ジュンギは、“女性より美しい”と賞された妖艶なルックスと、新人とは思えない高い演技力で注目を集 め、一気にスターダムにのし上がった。コンギルの芸人仲間チャンセンに扮するのは、「スパイダー・フォレスト懺悔」のカム・ウソン。燕山君は「ガン&トー クス」のチョン・ジニョン、後宮ノクスをドラマ「彼女は最高」のカン・ソンヨンが演じている。監督は「黄山ヶ原」のイ・ジュニク。

ストーリー
綱渡り芸を得意とする旅芸人のチャンセンとコンギルは、より多くの人が集まる場を求めて漢陽(現在のソウル)へと向かう。旅の途中で知り合った他 の芸人たちとともに街へやってきた彼らは、国王とその後宮を風刺した芸で評判を呼ぶが、すぐに不敬罪で捕えられてしまう。権力に反抗的なチャンセンは、激 しい尋問に屈することなく「王を笑わせてみせる」と豪語し、国王・燕山君の前で芸を披露することになる。しかし、“王を笑わせれば無罪、笑わなければ死 刑”という状況に置かれた仲間たちは、極度の緊張のため全く王を笑わせることができない。全員が絶望の淵に立たされる中、コンギルが即興の芸を始めると、 今まで無表情だった燕山君が高らかに笑い出す。コンギルの芸を気に入った王は、芸人たちを宮廷に留まらせるのだが…。
砂入:久々のすごいスケールの映画でした。歴史、そしてその上の人間のドラマ、私の過去の大好きな映画『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき) FAREWELL TO MY CONCUBINE』を思い出すというか、韓国のバージョンといっても良いぐらい、同じようなドラマが繰り広げられます。

王に寵愛される芸人コンギル役のイ・ジュンギは綺麗系、『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)FAREWELL TO MY CONCUBINE』の綺麗さとは別格の少しパワーにたいし欲望が罪深い青年。そしてコンギルを愛してやまない、というか役者職人を貫く事でコンギルを追 い続ける、その相棒チャンセン役のカム・ウソン。顔はジャッキーチェンですね。

監督はイ・ジュンイク、現在『楽しい人生』という映画を作っているらしい。http://www.imdb.com/name/nm1045937/ 期待できる監督です。

とにかく良かったので見てください。大スター不在の低予算作品にも関わらず1200万人の観客を動員し、韓国映画史上最高の興行収入を記録。とあります。

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