Saturday, April 5, 2008

For Horowitz 私のちいさなピアニスト(ホロヴィッツのために) 호로비츠 위하여

有名なピアニストになれない劣等感を持ったピアノ教師と,天性の音感を持つが不遇な家庭環境の中にある男の子が出会い,師弟間の厚い情でお互いの痛みを治癒していくという内容のドラマ

▼ホロヴィッツのように偉大なピアニストになりたかったけど,才能が足りなかったせいで,郊外のピアノ学院の先生をしているキム・ジス。学院に引っ越してきた日,メトロノームを盗んで逃げるおかしな子供ギョンミンに会うようになる。

▼そんなある日,偶然にギョンミンが絶対音感を持った天才少年であることに気づいて,ジスは目がパッと覚める。ギョンミンを有名なコンクールに入賞させて,有能な先生として名声をとどろかそうと熱心に訓練にまい進する。

▼ついにコンクールの日を迎える二人。ジスは,追いついてくる者がいないギョンミンの実力にひときわ意気揚揚だ。しかし,舞台に立ったギョンミンは,どうしたことかびくともしない。挫折したジスは,ギョンミンをとても冷酷に追い出す。
砂入:うーん出ました。うなる様ないい映画。なみだでましたでましたボロボロと。

あらすじ、内容、そしてパッケージを見ると、子供向けの映画?または在り来たり?と思うのですが、今回は日本にいたとき映画のコーナーでおすぎ だったかな、ピーコだっかな、どちらかがこの映画を進めていました。この映画とジャッキーチェンの新しい映画を見比べてました。その時の批評がですね、良 かったんです。ああー、これはいい映画だなって判った。

まさしくその通り、旨く出来ている。よく出来ているといっては失礼かも。

少年の苦境、そして母を持ちたいという欲望、ジスのピアニストとしての自分の為の願望、それが旨く重なり、この様な情景を映し出したという映画。 それが説明臭くないんですよね、お涙頂戴ではないんですよね、ああっ、どうしてこんなに旨く出来てるのかは終わってから感じる事(まさしく今)、見てる時 は声をだして泣きました。

最後はジスは少年の事を思い少年を海外へと送ります。自分が全てを失ったと気づく。そして場面は何年後に。

ジスは本当に少年の事を思って送り出したのでしょうか?自分が先生として物足りなかったとして送り出したのでしょうか?

ピアノの音色と言葉で表せない感情、願望が絡み合う。脱帽。

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