▼ひき逃げ事件を起こしたジョンドゥ(ソル・ギョング)が,2年6月の刑を終えて刑務所から出所する。その間に宿替えしていた家族を訪ねるけれど,みな露骨にわずらわしい表情をみせる。
▼ある日,被害者の家族を訪ねたジョンドゥは,古くてみずぼらしいアパートの居間に静物のように一人ぽつんと残された障害者の女(ムン・ソリ)とたまたま目があう。ジョンドゥは,不思議な感情でまた女を訪ねる。ジョンドゥは,女を相手に紛らわしい欲情を感じるけれど,女は恐れに歪んだ身振りをする。ジョンドゥは,女が奇麗だと思い,それで触ってみたかっただけだった...。
▼ある夜,間違ったような電話がかかってくる。電話の主は,意外にもあの女だ。コンジュは,重度脳 性マヒの障害者だった。兄さん夫婦が引越した日, 面識のない男の影が見えた。行動が不自由な彼女にとって最も耐え難いことは,部屋の中にかかったオアシスの絵に夜ごとちらつく影だ。
▼ある日,コンジュのアパートに男が入ってくる。コンジュは,男を 見たこと,その男が自分のからだを触ったこと,痛かったことまで,すべて生まれて初めてのことだった。男が消えた後,コンジュは,オアシスの絵と夜と一人 という事実が耐えれない程に怖かった。何を思いついたのだろうか。コンジュは, かろうじて身を処し,電話をかけ始める。愛, オアシス。ジョンドゥとコンジュは,はじめて愛を知るようになる。
▼あらゆる人が嫌う男ジョンドゥと世の中から疎外された女コンジュ が描き始める愛は,粗雑でならない。電話で話し始めて,デートをして,ジャージャー麺を食べたりしながら,二人は徐々に感情を交わし始める。コンジュは, 愛の中で正常人になって笑い話し, ジョンドゥは,愛の中で愛する限り女を胸に抱く落ち着いた男だ。二人は,オアシスの絵の前で踊って愛を分かちあうけれど,運命は,時に残忍に交錯する。sunairi: 前科者の青年と脳性麻痺の女性が、世間の無理解に苦しめられながらも互いの愛をどこまでも純化させ貫き通す姿を痛ましくもピュアに描いた衝撃のラブ・ストーリー。5年前ぐらいに韓国人の親友サニーの家で半分ぐらい見て寝てしまった映画です。音や映像は澄んでいて、重度脳性麻痺の女性コンジュ(ムン・ソリ)の演技は迫力というより顔の表情が創りすぎと感じるときがいっぱいあった。
重度脳性麻痺の女性コンジュ(ムン・ソリ)が自身から望んだ愛の体験は周りの人達の誤解からレイプとされる。ここで重度脳性麻痺の女性コンジュ(ムン・ソリ)は警察で状況を聞かれるが家族やそのストレスに本当のことをいえない。
ここで感光の様に思い出しましたのが、あの伝説のバンド・スミスのモリッシーのソロのアルバムの曲、題して、「Mute Witness・無言の目撃者 」。
(歌詞の訳は砂入がしました。)
Your poor witness
crying so loudly on the floor
oh but she's only trying to tell you
what it was that she saw
she is only trying to tell you
what it was that she saw
Now see her standing on the table
with her small arms flailing
and you feel such compassion
in your soul for
Your poor mute witness
still testing the strength
of our patience
oh but she's only trying to tell you
what it was that she saw
Now see her pointing to the frisbee
with a memory too fuzzy
as her silent words
describe the fright of last night
4 a.m. Norhtside, Clapham Common
who knows what she was doing there?
will she sketch the answer later?
Well, I'll ask her
"now dry your tears, my dear"
Now see her mime in time so nicely
it would all have been so clear
is only she had never volunteered
"your taxi is here, my dear"
床で大きな声で叫んでる、あなたは無言の目撃者
だけど彼女は、何を見たか伝えようとしているんだ
だけど彼女は、何を見たか伝えようとしているんだ
今は彼女はテーブルの上で小さな腕を振回しながら
あなたはどうしようもない無言の目撃者
本当に心からかわいそう
未だに、いい加減私たちの忍耐を挑戦するように
だけど彼女は、何を見たか伝えようとしているんだ
今はフリスビーを指差すけど
彼女の沈黙の言葉の様に曖昧で淡い記憶どうしようもない
午前4時 Norhtside, Clapham Commonでの
恐怖を教えようとしてる
だけど、いったい彼女はそこで何をしてたのか
後で理由を言うつもり?
だから私は彼女に聞いた「涙をお拭きよ!」
今は彼女はこの身振りそぶりの証言を自分から志願しなかったら私達の調査はもっと早く進んでいたかもね
「ほら君、もうこれ以上、有難う、タクシーが来たよ」
この歌モリッシーの「キル・アンクル」というとても完成度の高いアルバムに入っています。とてもキャッチーで明るいピアノの音楽の中、薄暗い情景 の歌詞がモリッシー節の歌に合わせて.........結構いい歌です。なんか、この映画批評、ロッキング・オンの記事みたい。ははは
所で内容に戻りますが、(NHKのニュースみたい)。
カンヌ映画祭コンペ部門に招待されたこの映画の監督李滄東(イ・チャンドン)のソン・ガンポ出演の新作『密陽』はとってもいいらしい。ソン・ガンポ出てるし、期待大ですね。
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