出ましたアピチャポン。タイのアバンギャルド映画家です。しかしこの人の映画を見るとアバンギャルドという言葉が古くさく感じます。何故かというと、彼の 映画はハイカラでカラフルな現在のタイのイメージであります。西洋の映画の作り方でタイをタイ人の視点から作ります。素人の俳優を使い下町に有りそうな、 なんでもない人達の恋愛、現実に限りなく近い億劫な時間の流れ方、微妙な気持ちの交わりや誤解等がリアルタイムに追って行く様に映画は続きます。詩的であ り、とても現実的であり、夢が有り、退屈であり、とても奇麗な映画です。またまた私の過去10年のベストフィルムであります。
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