▼ソウルに住むウイン(イ・ジョンジェ)は,退屈な日常を生きる27歳の洞事務所の公務員。両親からもらった家に一人住み,夜はコンピュータでポルノサイトを尋ねるのが趣味だ。
▼そんなある日,洞事務所が実施する製パン講座の講師補助のミア(キム・ミニ)を見かける。真っ赤な髪をした個性あふれるミアの姿にウインは関心を持ち始め,彼女の一挙手一投足を盗んでみるようになる。勇気をだして彼女に声をかけるけれど,ミアはウインを無視するだけ。
▼一方,東京に住む大学浪人生彩(あや:橘実里)は,自分も祖父のように息をとめて自殺することを考える。それも日付変更線を過ぎ行く飛行機の中 でだ。自殺のためにお金を貯める彩。スポーツセンターでアルバイトをするようになって自殺したい気持ちを理解してくれるりえ(粟田麗)と親しくなる。だ が,まもなくプールでこっそり泳いだことが見つかり首になり,道端のビラを見てポルノウェブサイトでモデル仕事を始める。
▼同じ時間にウインは正体不明のメールを受けとる。メールが案内したサイトは,望みの女性の理想型を選択すれば直接その姿を見れるサイトだった。 ミアを想像して入力して現れた女性は,赤い髪の「靴を履いた朝子」という名の彩。彩とウインは,こうして運命的な出逢いを始める。
砂入:現代ソウルに生きる退屈な背活を送るイ・ウイン役はイヨンへと共演の名作『ラストプレゼント』でも活躍したイ・ジョンジェ。僕はこの人の顔好きです ね、なんか懐かしいぐらい関西人の顔をしている。それも吉本に所属するような感じの人?『ラストプレゼント』では、お笑い芸人をやってます。だからそのイ メージ強かった?今回は可愛い役。可愛いのにとても退屈な人。
さて日本側の彩(あや)朝子は橘実里。ぺきっとした顔で、すこし暗く、日本人らしく、現代の儚さをただどうする事もなく生きる女性。
設定が少しわざとらしいですね。なんか日本は結構インフラストラクチャーが立派で鉄筋コンクリートでそれでもってみんな寂しくって、よそよそし くって、家族も崩壊していて、バーとか変なクラブで働いている人(ほらアウトローって人達)はなんか生き生きしてて、そんな人達のエネルギーに現代人たち は惹かれる。これが在り来たり。いかにも日本?その上インターネットの男女交際サイト。うーん、ちょっと並べすぎ?
韓国側はなんか懐かしいアットホームな雰囲気。少し汚い街角(これが日本との対象?誰がこうした?)。少しねちゃっとしたあたたかい人間関係(仕 事内でもね)、その柔らかさに不満を感じる青年。東京の疎外感を表現するインターネット不思議ちゃん、アサコの心はイ・ウインの心を掴む。
話はゆっくりの展開、イヨンへはかわいい。飽きない。アサコはわざとらしい。口をつぐむ癖(嫌気がさす)、暗く何を考えてるのかわからない表情、それに見え隠れする大人と子供の目。いかにも。在り来たり。
ちょっと僕の評論厳しい?
もっとね、先ずアサコが最初に死にたいって所から韓国映画のドラマチックなところを、日本風にアレンジって所かしら。なんかこの二人の退屈な生き方はなんか最後まで見ても一緒になった時にいまいち良かったって思えない。あーそーて感じ。
これを見て涙流したりリアリティーを感じる人達は、やっぱ僕と温度差違うねー。でした。
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