Saturday, April 5, 2008

パイラン(白蘭) 파이란 Failan

底辺を転々とする三流極道と,仕事を探しに彼と偽装結婚した中国女性パイランの胸が痛い愛の物語

▼自らを「生ばたや」と表現するインチョン(仁川)港の三流極道, イ・ガンジェ。底辺生活の同期生は,一地域を掌握する親分になっているけれど,ガンジェは,後輩のチンピラに挨拶さえしてもらえない分際。

▼ある日,親分のヨンシクと偶発的な殺人事件の現場にいたガンジェは,船1隻を買う金と引き替えに監獄に入ってくれと頼まれる。船1隻で人生10年くらいかと決心した直後,彼のもとに妻が死んだという思いがけない訃報が飛び込む。

▼既に彼の記憶の中でぼんやりしている名前カン・ペクラン(康白蘭)。金を受け取って偽装結婚をした書類上の妻,中国朝鮮族の女性パイラン(白蘭)だ。しかし,ガンジェは,その顔も思い出せなかった。

▼その時,初めて自分の生に飛込んだ女の存在を悟ったガンジェは,雪に覆われた山脈を横切る汽車なかで,女の手紙を初めて読む。「まわりの人々 は,みな親切です。その中でも,あなたが一番親切です。なぜなら,私と結婚してくださったから」ガンジェは,自分を懐かしがって生きてきた一人の女性の死 を整理して,自身の思わしくない人生に終止符を打つことを決心する。

砂入:チェ・ミンシクはいいね。味がある、この人見ると日本の俳優さんの誰かを思い出すんだよね。映画自体は色々ありすぎて少し混沌とするが最後は感情でまとめるスタイル。

自分の人生に対する遣る瀬無さが、偽造結婚の為のパイランの短いが一生懸命生きた人生に降りかかる。男泣き?途中まで盛り上がり、実を言うとDVDが止まってしまい、最後の20分を見たのは3日後、だから少し盛り下がり気味で見ました。よかったけど。

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