アメリカのDVDではいきなりマーティンスコーセージーが再生を始める否や出てきます。ホン・サンス、韓国映画の成功、そして其の良さを語ります。韓国映 画の感情の表現の豊かさ、そして其の深さ、それを映画に収める事の難しさを延々と語り、さあーでは見てみましょう、ホン・サンス監督の「女は男の未来だ (2004/韓国)」ですと。 いきなり太鼓判です。
ホン・サンス、今から見て行きます。ユ・ジテいいですねー。
へーと思いながら見始めると綺麗な映像、ゆっくりとしたカット、淡々と進む会話と流れる情景、そこに浮かび上がる男たちのやるせない感情、欲望、 そしてサガ。うまーい!これはいい映画です。もしグエムルのポン・ジュノPong Jun-Ho監督がエンターテイメントの天才だったら、ホン・サンス監督は感情の情景の随筆家の天才ですね。それと男性の感情です。考え方が超マッチョで センシティブな男です。うーむ!
「韓国になんて文化なんて無い」「あなたはどこかに問題があります」「あんまり記憶がよくなんだ」とユ・ジテが演じる主人公のソウルで大学の美術 講師をしている画家のムノ、結婚している男性なのに、人生の迷いと余裕と幸せと其の中の喪失感からふらふらと流離います。思い出す昔の女、尊敬してくる可 愛い女生徒、昔の親友との争いあった一人の女性をめぐり現在、過去、そして欲望がグルグルと詩的な日常の中で、韓国料理とお酒(ソージュ?)とタバコに埋 もれていくんですね。見てください、僕の足りない評論読むよりは、この映画を。
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