Saturday, January 10, 2009

恋の罠 -淫乱書生- 음란서생 Forbidden Quest

空の下全てのものが,「法度と道理」という名で閉じられていた朝鮮時代に,淫乱小説の創作に陥るようになった最高名門家の士大夫が,思いがけない素質を発見し,体験するカルチャーショックを奇抜かつ愉快に描いた作品

人望高い士大夫家の子弟で当代最高の文章家と知られたキム・ユンソ(ハン・ソッキュ) にとって,権力は追うに空しく,党派争いは論じるにはかないことだ。怠惰な貴族ライフを過ごしてきたユンソは,反対派の謀略で頭が痛い事件を引き受けるよ うになり,この渦中に市場通りの鍮器店(真鍮食器店)で初めて見る乱雑な本に接し,これまでにない興奮を感じる。そして,ついにユンソは,一生懸命,淫乱 小説を書いてみる勇気を発揮するようになる。

チュウォルセク(秋月色)という筆名で淫乱小説を発表したユンソは,第一人者になりたい欲に苦しむ専門家として悪名を駆せている一族の宿敵である義禁府都事イ・グァンホン(イ・ボムス)に小説の中の挿絵を描いてくれるようお願いする。グァンホンも自分の脈拍数値を引き上げる提案をとても拒絶できなくて,ユンソと並んで淫乱小説の創作に落ち込む。

貴族の礼儀正しさを忘れた二人の完璧な淫乱呼吸は,最高の作品を 誕生させて,貴族コンビの作品はチャンアン(長安)最高の話題作として急浮上する。チャンアン(長安)の女たちの身体を熱くしたチュウォルセク(秋月色) のフッコクピサ(黒谷秘事)に対する反応が熱ければ熱いほど,ユンソとグァンホンの心臓は,力強く走って血は熱く回り始める。

しかし,人生で最も興奮した毎日を送る二人に途方もない事件が待ちかまえていた。宮中で王の寵愛を受ける美しい女チョンビン(正賓)(キム・ミンジョン)の耳に,フッコクピサ(黒谷秘事)の評判が聞こえていたのだ。チャンアン(長安)最高の問題作を書いたユンソ,グァンホンの運命は,果たしてどのように展開するのだろうか。

sunairi: いい映画でした。少し最初はスローでなかなかとっつきにくいですが、最後は圧巻でした。もう一人の主人公、
義禁府都事(特別司法官庁幹部)でアーチストのイ・ボムスはいい男ですね。ハンソッキューが一番かっこよく見えた映画かも。韓国のトラディショナルな衣装はとっても高貴な様で、ハンソキューが見違えるほど今風に見えます。皇女は斉藤由紀を思い出す顔でした。

最後の少しジョーキーなシーンもなかなかいい雰囲気でした。