Thursday, April 24, 2008

FILM on MONGOLIA

モンゴルについての映画:

A Survey of Cinema Making on Mongolia

Film on Mongolia

モンゴル人によるモンゴル映画(3continents)



Mongolian Film by Mongolian:

"TENGENRIIN SAHIL (Heaven's Will)" by Choymbolis ZUMDAAN


"ARGAMJAA (The Rope)" by Nansaliin VRANCHIMEG

"SERELT (The Awakening)" Director S. GUENDEN

"NIISLEL KHUU (The Boy from the Capital)" by Bayandelgerin JAMSRAN

"KHUIN KHOLBOO (The Maternal Link)" by Jigjidiin BINDER

"GARID MAGNAI (The Wrestler)" by Jamyanguyn BUNTAR

"SUUDER (The Shadow)" by Begziin BALJINNYAM

"BI CHAMD KHAYRTAY (I adore you)" by B. BALJINNYAM NYTimes

"Five Fingers of a Hand" by B. BALJINNYAM

"ZUWUUN ZAGYN BOGD (Saint in a Turbulent Age)" Luvsansharavyn SHARAVDORSH, Zedendambaagin ZERENDORSH

TUNGALAG TAMIR by Ravjaaguyn DORJPALAM

"HOVOR HUN (A Vanishing Trade)" Dulamsuren TSENDDORJ,Tumendemberel SARANTUYA


「チンギス・ハーン」"Under the Eternal Sky" by Begz BALJINNYAM

"MANDOUKHAI TSETSEN KHATAN (The Queen Mandoukhai)" Begz BALJINNYAM

"ALDAS" by Choymbolyn JUMDAAN

"GENGHIS BLUES"

"Taiga"
"Taiga"

"Johanna d'Arc of Mongolia" by Ulrike Ottinger
"Johanna d'Arc of Mongolia"

"Gobi Woman Song" Mongolian Nomadic Women


椎名誠監督「白い馬」「ナラン -草の国の少年たち-」


椎名誠 Box Set(ホネ・フィルム式 活動寫眞全記録)

"Urga" Nikita Mikhalkov 

「ウルガ」ニキータ・ミハルコフ・ポスター

"Seven Women" by John Ford

Documentary:

"Mongolia at the Edge of Time" Lisa Seidenberg
"Mongolia at the Edge of Time" Lisa Seidenberg

"Yego Zovut Sukhe Bator (Sukhe Bator)" by Iosif Khejfits & Aleksandr Zarkhy

『モンゴリアン・ピンポン』寧浩(ニンハオ)Mongolian Pingpong by Ning Hao


『モンゴリアン・ピンポン』
ピンポンを見たことがないモンゴル人とは、もしかしたらエスノセントリシズム(自
民族中心主義)? 中国人が作るモンゴルの映画とは? これはモンゴルやチベット
を自分のものの様に売り物にする中国の現れなのでは?

『蒼き狼 ー地果て海尽きるまでー』

Monday, April 14, 2008

春の日のクマは好きですか?봄날의 곰을 좋아하세요? Spring Bears Love

図書館で借りた画集に愛の告白メッセージを見つけた量販店の女性職員が告白の主人公を探す過程を描いたロマンチック・コメディー

量販店の誠実な女子職員ヒョンチェは,合コンのたびにひじ鉄砲を食らっている。状況把握がのろくて女らしくない気さくさが問題のようだ。しかし,ヒョンチェは,いつの日にか真の愛がやってくるという希望を捨てない。

そんな彼女に恐ろしいことが起こる。図書館で借りた画集の中に愛のメモが残されていたこと。告白は,次の本につながっていて,ヒョンチェは,この素敵なプロポーズの王子様を探しに出る。

一方,ヒョンチェの幼稚園時代からの幼なじみドンハは,この想像 もできない告白男ビンセントの出現にうろたえる。幼いころからヒョンチェを片思いしてきて,彼女が他の人によそ見をしても,いつの日にかはヒョンチェの心 を必ずつかんでみせるという覚悟を固めていたためだ。幸いなことに他の男のヒョンチェへの愛の試みは,みんな失敗に終っていた。

夢にまで見た地下鉄機関士になったドンハは,ついに告白を決心し ていたのに,先手をとられてしまった。ビンセントに心を奪われたヒョンチェは,なんと自分の友人ミランと付き合ってみないかとドンハに紹介するはめであ る。つらい思いをするドンハ。いったいビンセントは誰なのか。
sunairi:
話はシンプル、ぺ・デゥナがいい。俳優はまあまあ、少し悲しげな時がいい感じでは?別に特にという訳ではないが良かったと思う。すっきりと見ました。

Saturday, April 5, 2008

家族の誕生 가족의 탄생 Family Ties

全く関連がないように見える三つの話が,後半部に連結する独特な形式のドラマで,血縁と関係がない多様な人間関係の中で結ばれる<家族>の意味を描いた作品

▼誰が見ても恋人カップルと誤解するほど親しく,友人のようで恋人のような姉弟ミラとヒョンチョル。自由な人生を楽しむヒョンチョルは,5年の間 の便りなく,突然姉ミラを訪ねてくる。人生が少しは曇る20歳年上の女性ムシンと一緒に。そして,素晴らしい人生を夢見たミラは,愛する弟ヒョンチョル, そして弟が愛する女性ムシンとのハラハラして,ぎこちない同居を始める。

▼一方,リアリストのソンギョンは,ロマンチストの母メジャのために静かな日がない。愛ならば万事OKの母の後始末をするソンギョン。ボーイフレンドのジュノとの愛情戦線に混じった暗雲もきれいに晴れる兆しを見せない。

▼そして,そいつの愛のために気楽な日がないギョンソクとチェヒョンがいる。顔も気持ちも可愛いチェヒョンが,あふれる愛を周囲の人々に分けていたら,ボーイフレンドは愛情欠乏症にかかってしまったという数奇なカップルだ。

▼この7人は,愛だけでも複雑だが,あちこちで絡まり混ざったスキャンダルでいつも人生が揺れている。愛にスキャンダルに風が静まる日がない彼ら。果たしてきらびやかな幸福が生まれるだろうか。

砂入:ジョエルいわく豪華キャストでの映画です。パクチャヌクの『オアシス』で小児麻痺の女の子を演技したムンソリ、韓国で超、超ベテランの大女 優、コ・ドゥシム、『ホロヴィッツのために』で好きだった オム・ジョンファの弟、オム・テウンなど、結構際どい複雑な関係から家族が生まれそして時間が たち人間を形成していくと言う話。

映像は綺麗、自然光で出来ており、しかし話は入り組み面白く構成されながら結果的に人間の素晴らしさが心に残るかんじでした。

もう一回見ても良いかも。

ケンカの技術 싸움의 기술 The Art Of Fighting

刑事を父に持つ高校生が,学校を何度も転校して,友人もなく,いつも殴られていたが,読書室に隠遁中の伝説的ケンカの高手に会って,その技術の伝授を受ける過程を描いたコミック・アクション

▼殴られるのが日課で,休むことなく殴打を誘発させる小心者の不良高校生ソン・ビョンテ。殴られないで暮らす平安な人生を夢見ながら,あらゆるケンカの本を読破したが,一日一日が苦難の連続だ。

▼そんなある日,読書室B号に起居している見知らぬ男を発見する。オ・パンス。メキシコの青い海に行く日を待ちながら,自分だけの生活の技術(?)で隠遁中の伝説の高手。15年前,伝説的なケンカの実力で全国を制覇した高手中の高手。

▼オ・パンスは,全てのものに無関心に見えるが,ピョンテの隠れた才能は,彼の興味を刺激する。しかし,殴られながら生きてきた者の恐れを破るの は,容易ではない。応用力不足,経験不足の中で「生きていくこと」それ自体が戦いの連続の世の中で,ピョンテは,真の高手となれるだろうか。

砂入:韓国の男の中の男、超ベテラン俳優、そして人間味溢れるしぶ-いペク・ユンシクが喧嘩のプロ、というかこの男道の切り札の様な人に主人公のソン・ビョンテは喧嘩を習います。それだけでなく人生を習います。

良いですねー、僕も昔、こう言ったことを教えてくれる人に出会いたかった。喧嘩がもっと強くなりたかったかもなんて思いながら見ました。

面白おかしく、この映画はジーンと熱い、温かい人間のよさ、そして内に秘める感情等をすっきりと深く語ってくれました。いやー良かったなー久しぶりにいい映画。

ジョエルと一緒に見ましたが、僕も感情移入が多く、ウワーッとなったり騒いだり楽しく見ました。すてきな夜でした。満足満足。

知り合いの女 아는 여자 Someone Special

命3か月という時限付き判定を受け,希望なく人生の締切りを準備する野球選手と,彼が初恋である近所の女性が繰り広げるロマンチック・コメディー

▼一時は第一線のプロ野球投手だったけど,今では2軍に所属する外野手トン・チソン。恋人に突然の離別を通告された日,弱り目にたたり目で3か月の命という判定まで受ける。やけくそになって行きつけのバーに行き,めちゃくちゃに酔ってしまった。

▼気がついてみると旅館部屋,顔なじみの女性バーテンダーが,彼をたたんで封筒に入れてきたという。本当に変な女性だ。

▼翌日,野球練習を終えての帰り道,ラジオから聞こえてくるメッセージに身に覚えがある。ある夜の話が,<ピルギ姫>のメッセージとして流れたのである。そして,付け加えられる愛の告白。私を知っている女?

▼本当におかしな女性だ。主業は,当選率100%のラジオ・メッセージの応募,副業でバーテンダーをしている女性ハン・イヨン。10余年前から,チソンと隣近所になった日から彼の足跡を数えながら少しずつ続いた愛。

▼ところが昨日,酒も飲めないその男がたずねてきて,突然酒を注文した。続けて3杯飲んで,その場で気を失った。しかたなく彼を旅館に移して,寝 ついた彼をぼうぜんと見守っていた。しかし,狂ったように鳴る自分の心臓の音にその男が目覚めるのではないかと思ってこっそりと旅館を出た。その人のそば にもっといたかったけど。

砂入:超良かった『息子』、『正しく生きよう』の脚本、又は監督をしたチャン・ジンの映画です。少し雰囲気は『息子』の語り口調っぽく、『正しく生きよう』、『息子』と同じく良く書かれた映画でした。

良かったんではないですか?僕はソウソウでした。

正しく生きよう 바르게 살자 Do The Right Thing

▼続けて起こる銀行強盗事件で民心がおちつかないサンポ(三浦)市。新しく赴任した警察署長イ・スンウは,類例がない銀行強盗模擬訓練を実施する。しか し,この訓練を通して,民心も得て,野心も満たそうとする彼に,思いがけない伏兵が現れる。無邪気に見えた交通課巡査チョン・ドマンが強盗に抜擢され,訓 練がますます絡まり始めたのだ。

▼いい加減に訓練が終わることだけを待つ参加者たちの希望を無視したまま,不誠実な人質たちを説得しながら,きちんと準備された強盗としての模範 を見せるチョン・ドマン。警察でも強盗でも,受け持った任務に最善を尽くすバカ正直な性格のせいで,彼の頭の中には,ひたすらミッションを成功裏に終わら せようとする考えだけだ。

▼彼の強盗熱演で,模擬訓練はなかなか終わらず,結局,特殊機動隊が投入され,TVを通して全国に生中継されるなど,訓練は実戦よりさらに真剣になっていく。果たしてこの訓練は,どのように終わるのだろうか。

砂入:これは久しぶりに良く出来ていた映画です。 面白いし、良く考えられています。映画の中で映画がひとりでに出来上がると言うプロセスが自然 に行われます。状況が非常に面白おかしく、その辺鄙な状況をみんながメイクセンスしなければいけないという、いいえ、辺鄙な状況をロジカルに考え演じなけ ればいけないという状況が生まれ、それが映画が作られる時の監督のコントロールの形が浮き上がってきます。これが映画内のシナリオの中で極自然に出来上が るんですね。凄いです。

偶然的に、ラースフォントリアースの『ドッグ・ヴィル』の演劇のようなステージで演じられる話と言う設定を思い出しました。仮定の設定から即興で皆が話を作り上げると言う、稀に前衛的な構成。

しかし、ただ画期的なだけではないんですね。これが面白いんです。それが良かった。ただ良くできていると言うよりか、面白く良く出来ていて爽快。

奇談 기담 Epitaph

▼1942年の京城。東京留学中だったエリート医師夫婦キム・イニョンとキム・ドンウォンは,突然帰国して,京城最高の洋式病院アンセン(安生)病院に赴任する。

▼彼らは,病院院長の娘との政略結婚を目前にしている医大実習生パク・チョンナム,幼年時の事故で足が不自由な天才医師イ・スインとともに京城生活を始めるようになる。

▼京城を荒々しいうわさで染めた連鎖殺人が猛威を振るう中,自殺した女子高生の死体,一家族を抹殺した交通事故で唯一生き残った10歳の少女が運ばれてきて,病院には陰鬱な仏教の声が鳴り広がる。

▼それぞれ秘密の愛を抱いて一所に集まるようになった彼らは,近寄ってくる破局を感知できないまま,徐々に愛と懐かしさが醸し出す背筋が寒くなるような事件と向き合うようになって,京城を揺るがす悲劇のうず巻きがますます彼らの前に迫ってくる。

砂入:音楽や雰囲気、そして黒澤の羅生門のような入り組んだ構成、日本映画のクラッシックの前衛的なものを思い出させる映画でした。ジョエルが言 うには最近の韓国映画は日本に植民地にされていた時代の作品が結構出てきているらしいのです。昔はその時代を扱った映画は日本に対する怒りがもっぱら多 かったが、最近のはその頃の無意識.........僕が思うに、そんな難しい時期にもあった良かった事、もしかしたらそんな酷かった日本に対する称賛、 ほら意識的な抑圧されていたそんな感覚が今は出てき始めているのではとか、またまた僕は深読みをしました。

昔広島のプロジェクトで何処かの被爆体験者と話をしていたら、「わし等はアメリカを憎んでおらんかった、それよりは50年代のアメリカのグラマラ スなイメージや生活観は憧れた。それがわし等を頑張ろうという気にさせた」と聞いた時、少し奇妙な気分になったのを覚えています。被爆体験者は怒りをもっ てアメリカを見ていたと思い込んでいた僕は、何かこの意見で人間らしい、欲望、生きる願い等を切実に感じました。『平和より団子』って感じでしょうか?

現在は韓国の物、有名人、映画、文化はお洒落なフィルターに包まれは同世代感覚で日本にいっぱい入ってきます。そんな時代に、日本に対する意識が 変わってきた韓国、バブルで急成長を見届け韓国、経済的にも日本に引けをとらなくなり、韓国の天才映画監督、ボンジュノが日本の映画監督の溝口などをイン スピレーションにあげる時代。その中下のほうにあった感覚が今の韓国にフワフワと湧き上がって来てるのでは?そんなのを感じさせてくれた一本です。


二人だ 두 사람이다 Someone Behind You


▼一番下の叔母が,一番上の叔母を殺害する衝撃的な場面を目撃した女子高生カイン。この事件後に,カインには,おかしなことが起こり始める。

▼同じクラスの友達ウンギョンが,カインを殺そうとするかと思えば,担任先生までもカインを攻撃するという信じられない状況に置かれるようになって,いつも現場には,怪しいうわさの主人公の同級生ソンミンが,カインを注目している。

▼実父を殺したという変なうわさの主人公ソンミンは,カインに対し,「誰も信じなければ生きられるかも知れない。」という理解できない言葉を残す。

▼繰り返す悪夢の中で,カインが信じられる人は,家族と,常に彼女を暖かくかばうボーイフレンドのヒョンジュンだけ。あらゆる努力にもかかわらず,死の影は,再びカインに向かって忍び寄ってくる。

砂入:少しオッパッピーな脈絡なあらすじのサスペンスホラーです。主人公の女の人は友達に似てます。何か長い間憎まれ、復讐を理由に映画はある女 の子とそのハンサムな彼氏と家族、訳のわからん山の上に住む妻を殺してしまった為に苦しみ生き続ける男やら、不吉なカースとともに繰り広げられます。まあ まあ印象派なし、怖くもなかったし、面白くもなかった。

ビッグ・スウィンドル!犯罪の再構成 범죄의 재구성 The Big Swindle

5人の専門詐欺師たちが韓国銀行に詐欺を仕掛ける過程を描いたコミック犯罪劇

▼詐欺前科で出所して1月,チェ・チャンヒョク(パク・シニャン)は,興味深い詐欺事件を計画する。それはまさに詐欺師ならば一度ぐらい夢見る史上最大規模の韓国銀行詐欺。

▼5名の最高の詐欺師たちがチームを組んだ。完ぺきなストーリー開発者チェ・チャンヒョクをはじめ,詐欺師の大物キム先生(ペク・ユンシク),最 高のほら吹きオルメ(イ・ムンシク),生まれながらの女キラーつばめ(パク・ウォンサン),ファンタスティックな偽造技術者揮発油 [ガソリン](キム・サンホ)。しかし,彼らはお互いを信じられない。目標は一つ。だが彼らは,みんな互いに違う胸算用を持っていた。

▼難攻不落の韓国銀行が襲われ,50億円が引き出された。しかし,結果は消えてない。みんな散り散りに散って,お金は消えた。明らかにスキがない完璧な計画。何が問題だったのか。

▼チャンヒョクは,逃走中に車ごと転落死し,負傷したオルメが逮捕され,逃亡をはかった揮発油 [ガソリン] が賭博場で捕えられる。つばめも冷たい死体で発見される。これらすべては,まだ行方不明のキム先生の別の詐欺か。でなければ,この詐欺を計画したチェ・ チャンヒョクの別のストーリーか。

▼事件を追跡するチャ班長(チョン・ホジン)は,韓国銀行詐欺の首根っこをつかむようになった決定的な契機が,一人の女性の情報提供電話だったこ とを知る。容疑者として浮び上がった詐欺師ソ・インギョン(ヨム・ジョンア)。キム先生の同居の女である彼女は,韓国銀行劇に組み込まれなかったが,常に 彼らのそばにいた。彼女が,決定的な情報提供者なのか。

砂入:ジョエルのフェーバリット映画として一緒に見ました。チュスンウが出ていた『いかさま師』の監督、チェ・ドンフンです。ジョエルはこう言ったよくできた映画が好きらしいです。

クォン・スンブン女史拉致事件 권순분 여사 납치사건 Mission Possible: Kidnapping Granny K

▼殴られるのが日常茶飯事の病弱なカン・ドボム,容貌は野生きのこで,性格はビニールハウスの中のつぼみのようで,いつも傷つく小心者ムン・グニョン,20代中盤だが,勉強も求職も一度もしたことがない無脳ソ・ジョンマン。

▼この含有量未達の屈辱3人組が,刑務所に収監されたまま,出産が差し迫ったドボムの妻の保釈金のために,ウズベキスタン見合い詐欺に飛ばしたグニョンの母の入れ歯費用のために,そして白手としての品位維持費(?)のために,大胆な一発をさく烈させる決心をする。

▼目標は,クッパブ財閥クォン・スンブン女史。女だから病弱なドボムより力も弱く,高齢だから小心グニョンよりうぶで賢くなく,お金は積み上げて暮らしているから無脳ジョンマンでも一生暮らせるだろう,と考えたのに。

▼ドボムは死ぬほど殴られて,グニョンは涙がかわく日がない。そしてお金は,自分が自ら身代金を受けとるというのに,その金額が500億ウォン。途方もない人質に手をつけてしまった。

砂入:結構よくある韓国映画ですね。ジョエルと一緒に見ましたが、映画的には少し僕のタイプではなく、疲れていたのもあって、楽しんだというよりは頑張ってみた感。映像はきれいで、技術もよく出来ていて、ギャグはまあまあだけど、人間的な甘酸っぱさが韓国的。

次の映画でジョエルと一緒に泣けるのを期待でーす。

お母さんは死なない 어머니는 죽지 않는다 mother nover dies

▼老年の作家チェ・ホは,書斎で原稿を書いている。彼は,しばらく文を書くことを止めて机の上を見る。机の上に架けてある小さな額縁には,古い原稿用紙に <I love you>というよろよろした文字が書かれている。しばらく手を止めたチェ・ホは,インクをまたつけて原稿を書き始める。

▼試験を受けている女子高の教室。教卓の上に積まれた携帯電話の中のジヘの携帯電話に<アイラブユー>という受信音が鳴って文字が到着する。ジヘ は,初恋の人に会いに行ったというボーイフレンドの文字に祝い文字を送ってあげる。ジヘが最も好きなボーイフレンドは,彼女のおじいさんのチェ作家だ。

▼初恋の人に会いに行ったというチェ・ホ作家は,小さなふろ敷包一つを持って,ソウル市のニュータウン開発で一時間後に爆破されるクパバル(旧把 撥)の町内に走って行く。世間知らずの子供のように楽しく走って行った所は,壊されていくある家の前。チェ・ホが会いに行った彼の初恋の人は,世の中で最 も美しかった自分のお母さんイ・ヨンヒ女史だ。

▼お母さんは,ミルジョンビョン(小麦粉煎餅)を焼く時も可愛い花を飾って,家でも常にきれいな服を着ていた。しかし一方では,夫もなく一人で下 宿屋をしながら,子供3人をみんな育てたがめついおばさんであった。末っ子の息子ホにとってお母さんは,最も親しい友人で,恋人で,初恋の人だ。

▼父が早く亡くなったことを除けば,幸せな幼年時代を送ったチェ・ホは,新春文芸に登壇して作家としてデビューする。息子が作家になったのが,あ まりにも誇らしくてうれしいお母さん。長女と長男が家を出た後にも,末っ子の息子ホは,常に自分のそばにいた。しかし,永遠に切ないと思った末っ子の息子 ホが,ある日,お母さんのそばを離れて一人で住むという。

砂入:結構苦しみながら見ました。いいお話だったんですけど、作り方、とり方が少し臭い。

息子さん役のハ・サンウォンは会田まことに似てました。

神童 - 監督:萩生田宏治

ストーリー

幼い頃から「神童」と呼ばれていたピアノの天才少女、うた。彼女は指を保護するために球技を禁止され、常に手袋を着用するという生活を強いられて いた。しかし膨らむのは大人の期待ばかりで「自分が本当にピアノが好きなのか?」ということさえ分からない。逆にワオは音大を目指す浪人生。次の試験に落 ちればピアニストをあきらめなければいけない。そんな二人がちょっとした出来事で出会い、うたはワオにピアノを教えるようになり…。

砂入:久しぶりに見ました日本の映画、すっかり見てなかったですね。でもこれサイトで読むと、今日本は空前のクラッシク・ブーム、それ読んでがっかりしました、良くなんでか、わからないけど。

内容はまあまあ、日本人の才能や天才に対する永遠の憧れを感じましたね。好きなんですよね、抜群と言うかとび抜けてる人を。これは日本人と言うか、どこの国の人もみんなあこがれるんでしょうね。

天才ピアニスト、うたはまたしても天才だったお父さんと同じく難聴がどんどん進んでるんですね。これは少しビョークの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を思い出しました。お父さんは難聴が進んで音楽家として死んでいく自分を恐れ自殺。

うたは英才教育を受け、そしてお父さんとの小さい頃からの感覚の導きを受け音楽を心から知っている。

簡単に言うと、才能の力が物事を導くと言うあらすじなんです。

この様な状況、偏屈である事を恐れていない性格、人と違う事が罪とされる日本では、この様に才能と言うシールドで人と違うと言う事が美とされるん ですね。ほら、「隣の明子ちゃんはピアノの天才らしいよ、なんか変な子だけどね、天才だからしょうがない」ってな感じで。憧れるんでしょうね、みんな。こ の映画を見て何人親が子供を天才ピアニストに仕立て上げようとしたんでしょうね。音楽の感覚の句の字もない肉まんみたいな息子娘達を。やはり感覚の導きは 中々普通の人たちじゃ難しいと思います。少なくとも、この映画を見てピアノに憧れるという時点で子供の音楽の感覚を導くことは出来ないと思います。

空前の大ブームは、日本の将来を作りたい願望という共通意識から生まれた?海外の天才ピアニストが13歳のまたもや天才ピアニストの女の子に自分のコンサートの場を譲り、彼女に演奏をさせて、「もう自分の時代は終わった」と言い残した所等、少しわざとらしくないですか?

もう少し涙も有っても良かったかも。出てる人たちの顔が一番印象的だった。みんな良い顔。

厳しすぎる、僕?

浜辺の女 해변의 여인 Woman On The Beach - ホン・サンス

韓国西海岸に位置するシンドゥリ海岸へ短い旅行に出発した4人の男女の日常的な旅行話を通して,鄙陋(ひろう:身分・性行が卑しく下品な・こと)な私たちの人生をもう一度暴く作品

▼新しく演出する作品のシナリオ創作に難航している映画監督チュンネは,後輩の美術監督チャンウクに訳もなく旅行に行きたいとせがむ。

▼チャンウクは,自分の恋人も一緒に連れて行くという条件でチュンネの要請を受け入れ,二人の男と一人の女は,同じ車に乗って旅行に出発する。

砂入:出ましたホン・サンスの新作、「浜辺の女」とはエリック・ロメールの『海辺のポーリーヌ』を思い出させる題。題だけでもセンスいいなーと思いました。先ず最初。

いやいや自伝でしょうね、彼の作品は。主人公は映画監督、女癖が悪い、まさしくもホンサンスではないですか。過去の作品は結構、シニカルでビター。人間のさがのやるせなさを痛々しく描いていましたが、今回はあっけらかん。

一瞬の取り付かれるような恋に落ち、創作意欲とその淵から彼を突き落とすような恋、そして帰っていく映画監督としての自分の生活、最後はやはり妥協は出来ない、人に自分を受け渡すことが出来ない人たちのほんの一瞬の自己麻酔のような恋。

しかし過去の作品はもっとその状況に悲観を感じていましたが今回はもう諦めたと言うか、恋に落ちる事はプロ並み。所謂やりチンと映画創作が重なり合い、永遠に映画を作り、恋をするという人生?

どうなんでしょうね、これって?所謂、ロボットじゃーないですか?作る為のメカニズム?人間は、作家は精巧に作られているってか?少しそんな底の浅さが見えました。

良い映画とは?なんなんでしょうね?

「숨 Breath 息」 キム・ギドク

▼死までいくらも残っていない死刑囚チャン・ジンは,鋭いキリで自分の首を刺して,自殺を試みる。死を操り上げようとする彼の努力にもかかわらず,結局,声だけ失ったまま,また刑務所に戻る。

▼戻ってきた刑務所で待っていたのは,彼を愛する若い囚人。だが,チャン・ジンには,この世に残っている未練は何もない。

▼何不足ないと見えるヨンの人生は,夫の浮気を知るようになって外れ始める。偶然にテレビで死刑囚チャン・ジンのニュースを見たヨンは,彼に妙な憐憫の情を感じて,彼に会うために刑務所へ向かう。

▼ヨンは,チャン・ジンのために,してあげられることを探して,四季をプレゼントすることにする。死の他には何も持たなかったチャン・ジンに,人生のぬくもりを呼び込む。

▼継続する出逢いを通して,二人は,単純な欲望以上の感情を持つようになるが,ヨンの夫は,二人の関係を知って,彼らの愛を妨げ始める。

砂入:久々に見ました、キム・ギドクの映画。少し『私たちの幸せな時間』を思い出しました。しかし、キムギドクの映画にいっぱい出てる女優、パク・チアはとっても狂気の顔。

この人が死刑囚のために壁紙を持ってきて監獄を訪問、部屋をトータルコーディネイトで服も四季に合わせ装って、歌を歌うんですがその素人ののりのりの姿、一生懸命に声を張り上げてうたう音などがなんか非常に強い印象を与えました。本当に狂気と言う言葉が似合う感じでした。

その感じがキムギドクの精神の行ったところを表す気がして、凄みとも感じました。

伊丹重三と宮本信子と言った感じで、付き合ってるか結婚してるか知りませんが、キムギドクとパク・チアはそういった仲でしょうね。

作業の定石 작업의 정석 The Art Of Seduction

異性を誘惑する高手として噂の二人の男女が出会って,お互いを誘惑する過程を描いたロマンチック・コメディー

▼作業(ナンパ)界の代表選手ミンジュンとジウォンが会った。選手は,選手を調べてみるのが道理。作業界の高手として噂の彼らにとって,ミンジュ ンとジウォンは決してたやすい相手ではない。いよいよ磨きあげた悲壮の作業技術の実戦テストをしてみる機会がやってきた。ミンジュンとジウォンの作業対決 は,徐々に走り始める。

▼緻密な水面下の作業を経て,本格作業の対決に入ったミンジュンとジウォン。しかし,自身満々なジウォンの派手な作業ノウハウも,余裕満々のミンジュンの老練な作業テクニックも,自然な心の動きに適う秘法はないことを徐々に悟らせ始める。

▼しかし,真のプロは,勝負が決まるまでは競技をやめないのが道理。作業の真剣勝負を繰り広げる最後の勝者は,どちらになるだろうか。そして数多くの作業で生き残った者にだけ与えられるロマンスの甘さを彼らは享受できるだろうか。


砂入:つまらんかった。時々面白いギャグがあったけど、話としてはナッシングでした。

人魚姫 (初恋のアルバム ~人魚姫のいた島~)인어공주 My Mother, the Mermaid

あまりにも誠実でもどかしい父と,これとは反対にがめつい母の間で葛藤する20代の女性が,両親が純粋な愛を育んだ故郷の島の時代を直接体験するファンタジードラマ

▼ナヨンは,銭湯のアカすり仕事に猛活躍中のがむしゃらな母と,優しくてお人好しの父との生活にうんざりしている。そうでなくても母と父という存在が不満な状況なのに,父は,突然家を出て行ってしまう。

▼しかたなく父を探して母と父の故郷である島の村に行くナヨン。ところが,その島で夢でも会うことが考えられない人に会うようになる。ナヨンの前 に現れた人は,20歳頃の海女である母,ヨンスン。凛々しい姿はそのままだが,現在の姿とは比べようもないほどきれいで純粋な姿のヨンスンは,あまりにも 愛らしい。

▼ところが,彼女は,島の郵便配達人に心を奪われていて,自転車に乗って走る澄んだ目の郵便配達人ジングクもまた,ヨンスンに対する気持ちを隠せない。

▼けれども,20歳のヨンスンとジングクは,それこそ恋愛初歩。ナヨンは,ひとまず母の確実な助力者になる決心をして,二人の愛にこっそり割り込む。果たして母は,初恋を成就できるでしょうか。

砂入:チョン・ドヨンいいですね。そして超可愛いパク・ヘイル。二人の純愛ぶりは可愛くって可愛くって。話もとても良いです。この解説では見えませんねこのよさは。

砂入のあらすじ:母、ヨンスンは現実的。つばを吐き、人にも親切でなく、荒く、ビター。存在のないお父さん。怒りと罵りの中で育ったナヨンは現在彼がいる。彼は孤児でナヨンを愛している、しかしナヨンは自分の環境や現実からこの人と幸せをつかめるか不安である。

ナヨンは母の故郷へと旅に出る。そこでタイムスリップしたようになり、母の若いときにであう。そこで母の若い頃、字が書けなくあまさんをやる母、郵便配達の男性、父、二人はプラトニックに好きあう。その恋を垣間見るナヨン。

ナヨンは母と父に新たな思いを抱く。

こう話で説明するとドライですね。見てください。見ないと恋の様子のよさが見えない。チョン・ドヨンとパク・ヘイル、この二人の初恋模様は素晴らしい。可愛い。旨い。表情、言葉、刹那が心にスルーと入ってきますよ。

ハッピー・エロ・クリスマス(チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス) 해피 에로 크리스마스 Happy Ero Christmas

温泉都市儒城(ユソン)を背景に派出所巡査とボーリング場職員,そしてやくざの親分の三角関係ラブ・ストーリーを軸に温泉の街の人々の多様な姿を描いたコメデイ映画

▼毎年,大韓民国4700万人の男女が,特別なクリスマスを夢見る。温泉都市ユソン(儒城)の男女も例外でない。2003年のクリスマス,新米巡 査ソン・ビョンギは,チンピラのパン・ソクトゥを捕まえて,長い間の片思いを成就させるという野心に満ちている。その片思いの相手は,クリスマスの日に男 にふられるという失恋ジンクスを持ったボーリング場職員ホ・ミンギョン。今回のクリスマスだけは,そのジンクスが起こらないように切実に願っている。

▼ソン・ビョンギの長い宿敵パン・ソクトは,常にクリスマスを刑務所で送ってきた孤独な温泉組親分。見た目に似合わずロマンスの愛を夢見るうぶな ところがある。彼らのクリスマス計画に支障がでたのは,ソクトがミンギョンに会ってから。偶然にミンギョンが吐いた唾を運命のように受け止めたソクトは, ピョンギの愛さえも威嚇し始めて,ミンギョンは,白馬に乗った王子様がピョンギなのか,ソクトなのかわからなくなる。

▼一生一代,最大のタックルを迎えたピョンギは,ソクトとの一勝負をねらう。ピョンギは,今回のクリスマスを彼女と一緒に送れるだろうか?ミンギョンの失恋ジンクスは,果たして今年も破ることができないのか?ソクトは,今冬だけは,刑務所の外で暖かく過ごせるだろうか?

砂入:ダメでした。つまらない話、出てる人たちは可愛い。時々出てくるヴィジュアル・ジョークは面白い。でも肝心の物語が............。

ネギをサクサク,卵をポン 파송송 계란탁 Son, My Enemy(Cracked Eggs and Noodle)

ある日,面識のない息子の訪問を受けて,突然パパになってしまった26歳のチョンガー(独身男)の体験を描くコミック・ドラマ

▼贋物であってもレコード業界の復興のためにまい進するテギュ。今日も女性をそそのかす彼の前にある子供が現れる。名前はチョン・イングォン,年 齢は9歳。当惑するテギュは,イングォンの年齢を計算すると心当たりがないわけではないが,このままチョンガー生活を終えたくはない。イングォンを送りか えすために,訳もなく知らんふりをしたり,警察署に迷子届をしたり,路上に捨てて逃げるなど,あらゆることをつくす。

▼しかし,子供らしいうぶな顔で子供らしからぬ心理戦と肉弾戦を繰り広げるイングォン。普通の敵ではない。そんなイングォンが思いがけない取引き を提案する。一緒に国土縦断をしてくれれば,もうつきまとわないという。9歳で頑張ってみてもせいぜい3日と踏んだテギュは,楽しく国土縦断に旅立つ。

▼一方,国土縦断を終わらせれば,願いが叶うと堅く信じているイングォン。イングォンの願いは,何なのか。イングォンの出生の秘密とは。テギュは,26年間守ってきたチョンガー人生を最後まで死守できるだろうか。

砂入: 題材からして涙を誘う映画です。最初は結構かったるい感じで始まります。しかし長い道のりからゆっくりと二人は繋がり、そしてこの旅の実 態を知っていくのです。ロードムービーという時間の流れの中、時間をすごした事がなかった親子がゆっくりといやいやながらやり遂げる、最後はお涙頂戴とは いえ、やっぱりキュンと来ました。良かったです。

この俳優イム・チャンジョン、『セックス・イズ・ゼロ』で軟派な印象を受けましたが、『一番街的奇跡 MIRACLE ON 1st STREET』で中々の人情深いキャラクターをしました。

今回も時間をかけ、2時間の映画の中で強い印象を与えます。判っちゃいるけどやめられないって感じでしょうか?こういう映画は。そこで一言、『いやー、映画って本当に素晴らしいですね。』

星 별 The star


電話局でエンジニアの仕事をしているヨンウは,誰よりも誠実で認められる社員だが,孤児で生きてきたために誰にも簡単に心を開かない孤独な男。星を観察し て星座に含まれた神話をすべて暗記している彼が唯一心を打ち明ける存在は,言葉さえ通じない彼のルームメートの子犬アルフォンスだけ。

▼そんな彼に空の光る星のように近付くことができないほど愛する人がいる。子犬のアルフォンスを見てくれる獣医師スヨン。ヨンウは,機会があれば動物病院に行って食べきれないほどの子犬の餌を買ったり,子犬たちを見ると言い訳して彼女の周囲をうろうろする。

  ▼孤独さに踏み付けられて勇気を出せなくて,自分の愛を少しも表現することができなかったヨンウ。ついに勇気を出して,スヨンにデートを申し込むけれど,運命の星は,約束の場所に行ったヨンウとスヨンをすれ違わせてしまう。

砂入: 結構、駄目押しの映画でした。不器用な男と、動物病院の可愛らしい女のドクター。そしてアルフォンスという犬、男は孤児で、いなくなった 息子を探し続けて死んでいくある母とその夫のドクター。物語は色んな展開をして、引っ張って引っ張って、こじつけて終わっていきました。感無量の訳のわか らない満足感でした。

イカとクジラ The Squid and the Whale- 監督:ノア・バームバック Noah Baumbach

某サイトより(あらすじ):ある日突然、パパとママは“他人”になった。 1986年、ブルックリン、パークスロープ、16歳のウォルトと12歳のフラン ク兄弟はその夜、ブルックリンの我が家で、人生最初の転機を向かえていた。父バーナード・パークマンと母ジョーンが、突然「別れる」と宣言したのだ。もち ろん、まったく兆候がなかったわけではない。頑固で尊大なバーナードは、かつて脚光を浴びた作家だったが、今や永遠に続きそうなスランプを抱え、生活のた めに大学で講師をしている。反対にジョーンの方は、新人作家として「ニューヨーカー」誌上で華々しいデビューを飾ろうとしていた。

家族はバラバラになり、兄弟は母親と父親の家を行き来する日々が始まる。離れ離れになり、4人の気持ちはどんどん離れていくばかり。一般的な家族の暮らしとはかけ離れた新しい生活が始まる。

一生変わらない親と子の関係。そして父親、母親になった事実は消すことができない。いっしょに住むことはできなくても家族は、家族。ちょっと妙だけれど愛らしい悲喜劇。

砂入:『Margot at the Wedding』をみて感心したので友達に借りてこの監督の一本目の作品を見ました。ウェスアンダーソンがプロデューサーなんですね。それだけでこの人は米国映画界のプリンスとなるわけですね。

出来は良いです。すごく良いです。若い青年の思春期と、両親の離婚、ありそうででも、ないのがこの両親は両方文学作家なんですね。それとブルック リンに住んでるんですね。それと、奥さんが昔はその時文学者として有名だったお父さんにあこがれた女の人だったのが、逆転しお母さんが有名な文学者となっ た後の離婚。

設定も面白いが出ている人が皆良く描けてるんですね。お父さん、はははは。息子、ふふふっふ。お母さん、結構現実的かも。もう一人の息子さん、ピクルスというあだ名。

もうこれ以上書きません。見てください。マスターピースでなく、感動的でもなく、すごいって訳でもなく、極日常的なニューヨークの良くありそうで見られないお話。

Margot at the Wedding -  Noah Baumbach

あらすじ(某サイトから): 頭の回転が速く、舌鋒鋭い短編小説作家マーゴット・ゼラー(二コール・キッドマン)は、どこに行っても混乱を巻き起こす問題 人物。結婚することになった妹ポーリーン(ジェニファー・ジェイソン・リー)の元を息子のクロード(ゼーン・ペス)と訪れたマーゴットは、ポーリーンの婚 約者で無職のアーティスト、マルコム(ジャック・ブラック)に出会った途端、2人の結婚に対する不信の種をまき始める。

砂入: とても臨場感のある映画だった。先ず、全てのシーンが自然光というか其処に与えられた光を使い撮ってある、そうです、暗い場所は暗く撮っ てあり、被写体が近い時はピンボケで、カメラワークも所謂アバンギャルドというか、映画を極自然な成り行きで、まるで其処におこる事をドキュメントした様 な自然現象的な見た目ををかなり作っている。これが旨い、エディティングも言葉と言葉が重なったりするし、会話と会話とテンポがまるでよく日常におこるよ うに、極自然に近く出来ている。

二コルキッドマンははまり役。もう存在自体がコメディーで、しかし本人は一生懸命で、強い意見を持ち、息子を少し精神的な虐待を浴びせ、しかしあっと言うときには母の近さ、あたたかさをさらりとやり遂げるスーパーレィディーである。旨いなーこの人。

この監督、ノア・バウムバック、センスいいですね。彼は2005年の『イカとクジラ』で有名になりました。『イカとクジラ』は見なかったんですけ ど、プレビューを見たときヨーロッパに人が作った映画だと思っていました。内容だけ走っていたんですが、離婚をしようとする夫婦とその子供達のユーモラス な話。センスが良いですね。米国家庭崩壊、そして変わろうとしている時代性(今からアメリカはシニカルな価値観からヒューマ二スティックな価値観に変わっ ていくだろう)、その時代を予期させる雰囲気ですね。

愛してる,マルスンさん 사랑해 말순씨

1970年代末の激動期を背景に,「幸運の手紙」のために周囲の大切な人々を失ったと信じる中学校1年生の悲しいけれど暖かいユーモアがある物語

▼僕の母さんは,化粧品訪問販売員だ。毎日ネズミを捉えて食ったように化粧して,とうとう眉毛も書いて怪物のようだ。母さんは,新聞に「朴正煕大 統領有故」(パク・チョンヒ大統領が暗殺されたときの新聞の見出し)と出ている「有故」が何の意味なのかもわからない。無知だ。コーヒーを飲む時もずるず るくちゃくちゃ音をたてる。他の子供たちの母親は,優雅なのに。母さんが大きい声で私を呼ぶ。私は言う。「知らない人です。」

▼顔を洗う隣のウンスク姉さんの身体から光があふれる。Tシャツの間から見える白い襟首。僕の息遣いが荒くなる。姉さんと一緒に漫画本を見ていて 腕が触れた。柔らかい肌との接触。姉さんのためになら,何でもすることができる。それで今日は,姉さんの看護学院ポスターのために注射を十発も打った。

▼ある日,一通の手紙が届いた。「第125号幸運の手紙の主人公になられたことをお祝い申し上げます。この手紙は,4日以内にあなたのそばを離れ なければなりません。返事を書かなければ,不幸になります。」周辺の人々の名前を書いてみる。ところで私の126号の手紙の主人公たちは,返事を書かない ようだ。返事を書かなければ,本当にどうなるだろうか。

砂入:思い出すJALの機内で初めて見た韓国映画の『春が来れば』に出て来た少年、イ・ジェウンが主人公の映画です。イ・ジェウンは『春が来れば』でもう日本では見ることのなくなった少年性を見せてくれました。

子供の時よく映画やドラマで少年が少年のように健やかであどけなくナイーブな演技を見せるとよく嫉妬していました。いいなーって、少年の僕も「あ のように清らかな心を持った少年になりたい」と思いました。現在の日本のドラマではあんまり出て来なくなりましたね、こう言った少年。そんな骨太な少年性 を確り演技をしてくれました、イ・ジェウン君。彼の表情、育ててくれたたった一人のお婆さんを失ったその影、先生にその愛情に植えた優しさを、ふんわりと 投げかける強さを確りと自然に演技していました。決してハンサムでもなく、(だから『グエムル』でも『殺人の追憶』でもいい場所で出て来ますが目立つ役は やりませんでした。しかしボンジョノも気に入ってるんでしょうね。これはやっぱり『春が来れば』の素晴らしい演技からでしょうね。

今回はたらたらと当たり前のように続く物語、少しずつ母が体調を崩すのが判ります。イ・ジェウン君も少し肌があれ、もっと現実的な顔、所謂悩める ティーンエイジャーの顔ででています。少し寒い季節の中で少年はもがき、友達に会い、失い、そして母を失い、それをふとした瞬間に悲し み......................、これが涙を誘うシーンなんですね、そして人生は尚も続くという最後まで見ると「ああ、この映画良かった んだ」でした。

イ・ジェウン君、現在の韓国の期待の演技派俳優になる事間違いなしですね。大きな存在になるでしょう。ぼくもとっても期待をしています。


イ・ジェウン [出演映画]

2002 ロード・ムービー (キム・インシク)
2003 ぼくらの落第先生 (チャン・ギュソン)
2003 殺人の追憶 (ボン・ジュノ)
2004 孤独がもがく時 (イ・スイン)
2004 大統領の理髪師 (イム・チャンサン)
2004 春が来れば (リュ・ジャンハ)
2005 愛してる,マルスンさん (パク・フンシク)
2006 グエムル 漢江の怪物 (ポン・ジュノ)

嫉妬は私の力 질투는 나의 힘 Jealousy Is My Middle Name

二人のガールフレンドを相次いで同じ男に奪われた後,嫉妬から彼の周辺をついて回るある青年の話。三人の男女の交錯した恋愛談を通して,人生のアイロニーと青年期の混乱の情緒を描く。

▼大学院の卒業論文を書きながら,アルバイトをして留学費用を貯めている着実な大学院生イ・ウォンサンは,恋人から妻帯者を愛するようになったと いう告白を聞いて冷たく背を向ける。雑誌社で仕事をする友人を手伝って問題の妻帯者ハン・ユンシクに会うようになったイ・ウォンサンは,妙な好奇心と衝動 からその雑誌社に就職する。そして編集長ハン・ユンシクの周辺をついて回る。

▼雑誌社の仕事で獣医師兼アマチュア写真作家のパク・ソンヨンに会ったイ・ウォンサンは,自分をよく見守ることもできず,孤独さにうまく適応でき ないまま寂しく生きている彼女に好感を感じる。イ・ウォンサンは,獣医師の仕事に格別愛着がないパク・ソンヨンに雑誌社のカメラマンの仕事を紹介する。と ころが,彼女もハン・ユンシクの誘惑の対象になってしまう。

砂入:久しぶりに見ごたえのある、静かで混沌とした感情を扱う映画が、やっと帰ってきました。最近は結構アホアホ系の韓国映画ばかり見てたため、 この映画が始まった時の音楽、漂う静けさを感じました。良いではないですか?よく、監督が何かを言いたい時、何かを言わんとするときはこの様な得体の知れ ない雰囲気を感じるんですね。

この映画も不条理な、少しアントニオーニのやるせないことの流れみたいな物を感じます。ええ、これでいいのって言うような、状態、其処に何らかの 幸せが漂う、そんな結末。綺麗でしたよ、ホン・サン・スーのビター・エンドよりもっと現実っぽい、ほらやっぱりみんな幸せを求めてる、孤独に終わるだけが しぶさではない。

そして映画が終わり、監督の名前が出てきました。パクチャヌク、ええ!あのパクチャヌク?『親切なクムジャさん』『サイボーグでも大丈夫』のパク チャヌクと思いきや、調べてみるとパクチャノクでした。一文字違いのパクチャノクさん、プロフィールを見ると『嫉妬は私の力』で色んな賞を貰っています。 そのパクチャノクさん、2000年にホン・サン・スー監督の『オー!スジョン』の助監督を勤めたんです。うーんもっと納得!ヨーロッパ映画的な雰囲気、上 に書いたように不条理アントニオーニ的な所、ホン・サン・スーから来てたんですね。

うんうん、この映画のウォンサンの恋人を食っていく男、ハン・ユンシクはホン・サン・スー監督の『オー!スジョン』の映画で出て来る嫉妬深いプロ デューサー、ホン・サン・スー監督の投影である俳優、ムン・ソングンなんですね。ってことは、ほらウィリアム・S・バロウズの才能を食っていくポール・ボ ウルズみたいに。

砂入芸術評論論理によると、全てを食っていくムン・ソングン=ホン・サン・スーに食われてそれで満足してしまうウォンサン=パクチャノクなんですね。

この映画の監督パクチャノクさんの顔を見るとこの映画の主人公ウォンサン見たいな、つるっとした少年、いえいえ、少しメルヘンがかった顔をしてい らっしゃる。つよ-いホン・サン・スーの男節にシンパシーを感じたんでしょうね。そこら辺が韓国の男性社会の男のつながり方さえも見えるような。やっぱ り、米国一流の芸術大学院映画科を出ていらっしゃるホン・サン・スーは、韓国の少し青い青年たちには眩しすぎるぐらいの太陽だったんでしょうね。

お父さんに自分の女を奪われている自分の未熟さから抜け出そうとしない若者、其処に奪うお父さんの愛を感じる、自分が見えなくなったとき、どこに進んでいったらわからなくなったとき、お父さんの愛をいつまでもと、そんな少年達の未発達の裸の証明。

ホン・サン・スー、いやいや、ネガティブおやじ(アジョシ)は人生の不条理と自分の才能と虚しさを、若者の、それも男性、いや青年達の去勢に変えていたったんでしょうね。

そんな映画でした。

ところがどっこい、今日韓国人の友達とこの映画について話をしていたら、パクチャノクサン、女性だという事が発覚しました。あのプロフィールの写 真の女性的な顔は、肌は、本当に女性だったんですね。ははーん、だからか、男性のつながりを滑稽に又は美しく、もしくわ嫉妬の目で見ていたんでしょうね、 タイトルのように。

公共の敵2 공공의 적2 Another Public Enemy

▼検察庁最高のコルトン(あきれた)検事カン・チョルチュン。ルームサロンに攻め込むためにしばしば立ち寄り,机上の書類綴をのぞいて見るより,カップ ラーメンをもぐもぐ食べながら潜伏勤務をする方が似合っている彼は,悪いことをする奴を捕まえるためには,部下と同僚の血を流してはならないという一念 で,銃器類使用も拒まない多血質検事だ。

▼そんな彼に,ミョンソン財団理事長ハン・サンウの事件が受け付けられ,特有の気質から悪い臭いを直感したカン検事は,自分の担当でもない事件を調べ始める。

▼ ミョンソン高校は,他でもないカン検事の母校であり,学校財団の理事長の次男であるハン・サンウは,カン刑事と3年間同じクラスで修学した同期同窓だっ た。財団を譲り受けることになっていたミョンソン財団の長男の事故によって財団理事長に急浮上したハン・サンウ。おりしもミョンソン財団の長男が息をひき とり,その死に対する疑問が提起され,カン・チョルチュン検事の捜査が大きな波紋を呼びおこす。そして,チョルチュンは,調査人の資格でサンウと検察庁で 向き合うようになる。

砂入:主人公のソルギョング、この頃本当いい顔してる。肉付きも、精神もとても映りが良い。決してハンサムではないが、この顔を見てると、少し惚 れてしまいそうです。役作りでの誠実なところ、もう頑固で、それも信じた事は絶対曲げる事が出来ない、それも正義を愛しているなどは本当に、韓国の精神性 の期待をそのままキャラクターになってるんでしょうね。

映画自体はたいしたことはありません。簡単で、笑い、涙あり、そして信念爆走ありなどです。目玉はソルギョングでしょうね。

愛を逃す 사랑을 놓치다 Lost in Love

▼10年前-その男ウジェの話

大学漕艇選手の私(ソル・ギョング)は,つきあって200日目の日ガールフレンドから離別通知を受けた。「なぜ?」と考える暇もなく別れた彼女を とめどなくながめて待たなければならない。辛い心を酒でなだめてみるが,それも不如意だ。友人のヨンス(ソン・ユナ)とヒョンテ(チョン・ベス)は,彼女 を忘れろと慰めてくれたが,結局,私は,逃げるように軍隊に行ってしまった。ある日,友人のヨンスが面会にきた。学校で見た姿と違ってはるかに女らしく なった彼女の姿に度々注目が行く。「こんなんじゃだめだ」と心に堅く決めて彼女を終列車に乗せて送る。列車に乗る彼女の後ろ姿が寂しく見えるのはなぜ?

▼10年前-その女ヨンスの話
今日,ウジェがガールフレンドにふられたといって酒を飲んで泣いた。初めてタバコを吸ってみた。ごほんごほん,涙が出る。タバコが辛くてこうなる のか,私の心が痛くてこうなるのか。これ以上彼が酒飲んで泣く姿を見たくない。私は彼の慰めになりたかった。彼は,私がためらっている間に逃げるように軍 隊に行ってしまった。勇気を出して面会に行った。だが,彼の視線は,いつものように私の向こう側の違ったところに行っていた。やはり彼は,友人以上とは考 えていないようだ。そう,これで良かった。みんな忘れてしまわなくちゃ。大事に保管していた彼の写真と一緒に彼に関するすべての記憶を捨てた。

▼10年後-その男,そしてその女の話
ある日,ウジェは,ソイル高校漕艇部の生徒たちが,他の学校の生徒たちと喧嘩して派出所にいるという連絡を受ける。ウジェは,急いで派出所へ向か う。同じ頃,動物病院を経営する獣医師ヨンスは,お客さんの子供の愛玩犬を探すために,派出所で警察官としばらくもめごとを繰り広げている。その瞬間,派 出所にウジェが入って来て,彼らは,10年ぶりに再会する。

砂入:少しだけ時間の感覚がわからなくなり、粗筋が把握できたかどうかわかりません。いいお話でした。

接続 접속 チョプソク The Contact

▼ラジオの音楽番組担当PD(プロデューサー)のクォン・ドンヒョン(ハン・ソッキュ)は,過去に愛した女性ミン・ヨンヘ(パク・スヨン)を忘れることが できず,孤独に陥る都市の男性。新しい放送作家のホン・ウニ(チュ・サンミ)が寄せる思いに冷たく反応するが,同じ局の先輩PDテホ(パク・ヨンス)と願 わない三角関係に絡まっている。

▼CATVのホームショッピング・チャンネルのショッピングガイドをしているイ・スヒョン(チョン・ドヨン)は,電話を通じて数多くの人々の相手をするけど,孤独な都市の女性。ルームメートのヒジン(カン・ミナ)の恋人ギチョル(キム・テウ)に片思いをしている。

▼二人は,ベルベット・アンダーグラウンドの曲ペイル・ブルー・アイズのリクエストを通じて知り合う。その曲は,スヒョンが交通事故を辛うじて避けた瞬間,ラジオから流れた曲であり,ドンヒョンがヨンヘから小包で受けとったLPから選曲して放送した曲だった。

▼ドンヒョンは,スヒョンと交わしたパソコン通信のチャットで彼女をヨンヘと会う最後のつてと思ってすがる。結局,スヒョンが嘘であることを告白するけれど,お互いの傷をみんな知りあった仲になった二人は,お互いの恋の悩みの話から好感を持つようになる。

砂入:うーん、ミックスド・フィーリングってか?今日は『シュリ』を見たばっかりだったから、ハン・ソッキュのダブルパンチでしたね。この俳優、 人気があるんでしょうか?たぶん所謂普通の男なところが好感持てるのでは?決してハイカラでない、決してハンサムでもない、決して凄い男臭いわけでもな く、少しぎこちない、そこらにいそうな普通の男。

この映画少し『私にも妻がいたらいいのに』に似てます?チョン・ドヨン出てるし、ジャズをサントラに使ったとこなど、音楽が大きな存在をしめてま すね。と思い調べてみると、『私にも妻がいたらいいのに』の方が後に作られているんですね。びっくり。もしかしたらこの映画を見て刺激され『私にも妻がい たらいいのに』が出来たとか?完成度は『私にも妻がいたらいいのに』の方が抜群。

チョン・ドヨンの髪型がよくない、少しパンチ気味のパーマ。エンディングはよかったです。

下流人生 ~愛こそすべて~ 하류인생  Low Life  Raging Years

1950年代後半の自由党末期の混乱期から1970年代初めの軍事政権の維新体制時期まで,政治的,社会的な混乱期を生きてきた一人の男の波瀾万丈な一代記

▼高校3年のチェ・テウンは,友人の仕返しのために隣の学校に行き,パク・スンムンの家族と妙な因縁を結ぶ。スンムンの父パク・イルウォンが無所 属で出馬した民議院選挙の遊説場は,自由党の指図を受けた政治ヤクザらの乱入で血なまぐさい場所になる。スンムンの姉ヘオクまで東大門派(別名チェリョン イ派)所属のまむしの辱めにあうようになり,怒ったテウンは,彼を追いかけ,一発で制圧して直ちに明洞派のボスに認められる。

▼このことでテウンは,やくざ世界で成功するが,自由党政権の没落は,その保護を受けていた東大門派だけでなく,ライバルの明洞派まで歴史の中か ら消してしまう。中間ボスだったオ・サンピルの下で解決者仕事をして人生を継続するテウンは,4.19デモが全国に広がった時,前議員がピンはねした借金 を受けにいって,デモ隊の中で大学生になったスンムンと出会う。テウンは,教鞭生活をするヘオクとも再会し,お互いに対する愛を感じた二人は,まもなく結 婚式を挙げる。おりしも,5.16軍事政権の暴力組織一掃により,テウンもやくざ人生を清算して映画製作業者として新しい出発をする。

▼しかし,悪戦苦闘のあげく完成した初めての映画は,みじめな失敗につながって,ばく大な借金を残したテウンは,またオ・サンピルを訪ねて行く。 そして,オ・サンピルを通じ,米軍のための施設を建てる軍納入業者などの集いである懇親会の仕事をして,談合とロビーの世界に目を開いていく。生き馬の目 を抜く軍納入業者界の非情な生理,そして,4.19,5.16,10月維新とつながる現代史のうず巻きの中で,世上事に関心なく前だけ見て生きてきた青年 テウンは,ますます荒廃していく。

砂入:監督イム・グォンテクの映画作りに何か疑問を感じます。ようやく終わりの頃になるとやっと監督の言いたかったことが少し見えてきたような気 がしましたが、映画としてはそれも英雄伝的なものとしては、映像と話の展開がいまいち納得のいくようなものではなかったような気がします。

話は詰め込みすぎ。人生を語るのは判るのですが、こんなに無駄なことが多くていいのでしょうか?たらたらと判った判ったと言いたくなるぐらいにこ れもあれも入ってます。肝心なnチェ・テウンの家族、子供達は脇役のように出てくるだけで(それと全く可愛くない)、『愛こそ全て』には相応しくないロー スアップの仕方です。

チェ・テウンと妻のオクの関係の展開は薄っぺらく、あらすじはわかるが心あらずといったところ。その調子で、感動もせず、ただ一人の男の人生の粗 筋を教科書で習うといった感でした。イム・グォンテクは『将軍の息子』でもこの様な印象を受けました。あれは俳優がまだよかったので(超可愛かった、プチ プチ)、見れたが、今回は僕も大好きな俳優チョー・スンワ、この映画はそのチョー・スンワを見事に安っぽくしてしまいました。

映像が安っぽい?演技がわざとらしい(詰め込みすぎた焦った展開に盛り上がる感情はうそ臭く見える)....................................しかし、これは僕自身のパーソナルライフへの批評でもあります。反省です。

まあ、この映画『将軍の息子』で調子に乗った監督イム・グォンテクが、また時代物をと作った映画でしょうか?このように一つうまくいったからこれ みたいなもの作り、よくやりますね監督イム・グォンテク。映画『風の丘を越えて―西便制 Seopyeonje (1993)』が超流行ったから『千年鶴  천년학 Beyond the years』で大失敗とこの監督少し........................................位置情報

それと最後に、この頃の韓国、揺れていたんですね。それはまざまざと見えました、これが『下流人生 ~愛こそすべて』とイム・グォンテクのメッセージだったのか?

シュリ Swiri 쉬리

総製作費27億ウォンをかけ南北の特殊部隊要員を描いた諜報アクション大作。韓国全国で600余万人(ソウルで245万人)の観客動員と110億ウォンの興行収益を上げる記録を残した。

▼国家一級秘密情報機関O.P(Ocean Park)の特殊秘密要員ユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)と彼の懇意な同僚要員イ・ジャンギル(ソン・ガンホ)。

▼彼らに重要な情報の提供を申し出た武器密売商のボス,イム・ボンジュ(ソン・ホギュン)が彼らと接触する寸前に,道で無惨に狙撃される。現場に 残った2発の弾皮からジュンウォンは直感的に特殊8軍団所属の最高の狙撃手イ・バンヒの存在を感知する。既に何回も政府要人を狙撃してジュンウォンの執拗 な追跡をさけて潜伏していたバンヒが,1年ぶりにまた活動を再開したのである。

▼死んだボンジュの背後を調べるジュンウォンとジャンギル。その過程でバンヒがボンジュを通じて国防科学技術研究所で開発された新素材液体爆弾CTXを確保しようとしたことを知る。彼らは急いで研究所に向かうが,一歩先んじたイ・バンヒが担当研究員を殺害した後であった。

▼一方,北から侵入したパク・ムヨン(チェ・ミンシク)と特殊8軍団の精鋭要員らは,軍団司令部から移送中だったCTXの奪取に成功する。

▼一歩遅れてジュンウォンらはCTXの行方を追いかけるが,パク・ムヨンが仕掛けたわなにかかり,辛うじて命をとりとめる。

砂入:人気のある映画です。よく色々と噂に聞いていましたが、超豪華なラインナップ。若いソン・ガン・ホーも出てるし、やせたチェ・ミンシクも出 ています。北朝鮮のスパイであり、主人公を愛してしまったキム・ユンジンは何処かで見た事があるなーとずーっト考えました。考えに考え判らず、『輝国山人 の韓国映画』サイトで調べたらなんとあの韓国人の若者でさえ知らないチェ・ジウが出ているふるいテレビドラマ、『<情熱 Love in Three Colors -有情->』のヒョンの初恋役ではありませんか?こんなのどうでもいい?

映画としてはスリルがあり、時代背景や北朝鮮のとち狂ったところや苦境から来る情熱、あきはしませんでしたし、最後までさらりともましたがオーケーでしたね、滝のように流れる涙が好きな僕は。

可能な変化たち(不機嫌な男たち) 가능한 변화들 possible change

30代の二人の男の非道徳的浮気と偽善的人生の姿を描いた作品

▼ムノとチョンギュは,幼い頃からお互いに力になってきた友人同士だが,いつのまにか30代半ばの歳になり,ふっと消えていく若さを胸に冷たく感じている。ある日二人は,ピカソの絵を見に行った帰りにラーメン家で会った若い女性と2対1のセックスをして別れる。

▼専業作家になるために会社をやめた妻帯者のムノは,従順な妻と娘一人の安定した家庭生活を送っているけれど,チャットで知り合ったユンジョンと いう女性がいる。また,研究所に通うチョンギュには恋人がいるけれど,検事の妻になった大学時代の初恋スヒョンを忘れられずにいる。

▼ムノは,ユンジョンから電話をもらって初めて会った日に共に一夜を過ごし,チョンギュは,10年ぶりに初恋スヒョンに会ってホテルへ向かう。

砂入:監督のミン・ビョングクはホン・サン・スーが好きなんでしょうね。少しヨーロッパ的な何もおこらない日常に駆け回る男の話です。

少し退屈な展開にやるせない男、チョンギュ。足がビッコでいい奴で、人生にやる気を失っていて、どうしようもない、いっそ殺してやった方がいいのかもしれない。

少し退屈気味で見ましたが、映画のエンターテイメント性としては少しどうかなーと思います。が、話としては結構深いメッセージを持ってます。考えさせますね。

ファン・ジニ (黄真伊) 황진이 Hwang Jin Yi

▼女は土地,賎民は獣だった16世紀。両班家の娘として育ったジニは,出生の秘密が明らかになり,最も卑しいキーセン(妓生)の身分を自ら選択する。

▼人間として最も底辺に墜落したが,士大夫さえ憧れる最高の女性になったジニ。彼女のそばには,友であり,奴婢であり,初めての男であったノミがいる。

▼時代の荒波の中で,ノミは反逆者として手配され,ジニは,自分の全部をかけた運命の選択をする。

一応もっと詳細を英語で

The story of Hwang Jin Yi, the famous 16th century Gisaeng.

This story is about the life of Joseon-era dancer, musician and poet, Hwang Jin Yi, who seeks perfection in her art relentlessly and the hardship facing women due to their lowly social status.

Hwang Jin Yi (Ha Ji Won) is the illegitimate child of a noble and Heon Keum (Jun Mi Sun), a noted musician gisaneg. The story centers on the four men in her life and her pursue in the art of dancing. Her first love with a nobleman's son Kim Eun Ho (Jang Geun Suk) ends in tragedy. Her love affair with Kim Jung Han (Kim Jae Won) does not have a happy ending either. Byuk Kye Soo (Yoo tae Joon) is the Emporer's relative who are obsessed with her and tried every trick but still could not have her. Finally there is her devoted bodyguard Yi Saeng (Lee Shi Hwan) who never deserted her in times of need. Meanwhile, there is Bu Yong (Wong Bit Na) who not only is Hwang Ji Yi's rival in dancing but also in love.

砂入:中々よく出来た面白い映画でした。先ずはこの女性ファン・ジニ、歴史上の特殊な存在で、それと女性男性の価値観の思想でははるか先を行って いられたようです。アーサー・ランボーの様な革命的な存在でもあります。当時マッチョな朝鮮の文化では本当に異質な存在、勝気なのは持って生まれてきた物 か?苦境から浮き出てきた症状なのか?

知性たっぷり、気品も素晴らしく、パワフルな男達を陥れるシャープさは見てて関心。これは歴史に残るわ、それととても上品、詩人であり習字も得 意。その女が恋をした、というかそんな甘っちょろいもんではない、一生をささげた男がノミ、俳優ユ・ジテです。ユ・ジテは今回は野蛮で長髪でひっそりとし た霧の中に聳え立つ山のように静かな男。どの女も心から焦げてしまうような存在、パワーに身を任せて女を食うような男とは違うのでした。ワオー!ファン・ ジニ役のソン・へギョはこの映画では綺麗です。 プロフィールの写真を見ると其処まで綺麗ではない、役柄でかなりの旨いスタイリストがいたんでしょうか?とてもゴージャスで絶品に見えます。

面白かったです。話も絵も、そして出てくる人も。バッチグー!歴史物好きかもパン

ナンバー3 넘버 3 Number Three NO.3

暴力組織とチンピラの話を,コミカルながらも奇抜なアイディアと独特のキャラクター開発で興行に成功した作品で,新人ソン・ヌンハン監督のデビュー作
網のようにからまった主人公8名の話が,7つの段落で構成される。
映画の中のキャラクターは単純だが,明快な彼らだけの哲学を持っている。

▼ナイフ一本で15年間チンピラをしてきたテジュ(ハン・ソッキュ)は,組織内のクーデターに気がついて,ボスのカン・ドシク (アン・ソクファン)を死の危機から助け出す。

▼この事件でテジュは背信勢力の拷問にあうけれど,クーデターはまもなく鎮圧され,ボスを救ったテジュは,反乱を鎮圧したジェチョル (パク・サンミョン)に続き,トガン派のNO.3になる。

▼しかし,テジュは,自分をNO.2だと考えて,組織のNO.1になろうと決意し,近づく21世紀の国際時代に備えて日本語を勉強している。

▼テジュの妻でホステス出身のヒョンジ(イ・ミヨン)は,夫の職業に不満で,エセ雑誌社の誘惑で詩人になると決意し,紫スカーフのインチキ詩人ラ ンボー(パク・クァンジョン)を個人教授に選んで,二人は,愛し愛される境遇となる。だが,それもつかの間,二人はテジュの子分に見つけられ,ランボーは 殴られてルームサロン'カオス' のマダムでボスの夫人ジナ (パン・ウニ)に渡される。

▼テジュと同じアパートに住むチンピラ検事マ・ドンパル(チェ・ミンシク)は,チンピラを暴力で制圧することで悪名高い。彼は,アパートでテジュに会うごとに,彼に警告する。

▼その頃,ドシクの請負殺人に失敗したテジュの孤児院時代の同期チョピル (ソン・ガンホ)は,「不死組」を組織し,復讐を決意して部下とともに山にこもって地獄の訓練をしていた。

砂入:80年代、ギャングスター映画、暴力と羅列されたいかにも。僕はダメですねこの系の映画は、少し話がもう少しディベロップしてもよかったかも。

拳が泣く 주먹이 운다  Crying Fist

不遇な環境で成長した少年院出身の19歳のボクサーと,事業に失敗して空っぽの人になった40歳の元ボクサーが,底辺人生を越えてみようと新人王戦ですさまじく正面対決するボクシング・ドラマ

▼一時は,北京アジア競技大会銀メダルリストとしてうまくいっていたテシク。今や彼は,路上でお金をもらって自分を人々に殴らせる仕事をしてい る。賭けの借金と工場の火災のために,持っていたものすべてを失った後,生計のためにやむを得ず路上で殴られるボクサーになったのだった。

▼彼に唯一残されたものは,妻と愛する息子だけ。彼を訪ねてくるのは,噂を聞いて全国各地から駆せ参じる野次馬たちと,借金の取立屋だけのわびし い境遇だ。弱り目にたたり目で,妻は離婚を要求し,人生の唯一の希望である息子ソジンと一緒に暮らせなくなったテシクは,深い絶望感に陥るようになる。も う退く所も,失うものもない人生終盤の老ボクサーテシクは,もう一度希望を抱いて新人王戦出場を決心する。

▼喧嘩とかつあげが日課のサンファン。ある日,大きな喧嘩にまきこまれ,合意金を得るため,金持ちをねらった強盗事件を起こし少年院に収監され る。収監初日からボクシング部のクォンノクと勝負を繰り広げて独房に閉じ込められるという順調でない生活が始まる。クォンノクとの戦いを見た刑務主任は, サンファンにボクシング部加入を薦める。ボクシングは,したいことも,なりたいものもなかった19歳のサンファンに初めて何かできるという意志と喜びを与 える。

▼そんなある日,工事現場で仕事をする父が,突然の事故で亡くなり,祖母までも倒れたという知らせが伝えられる。ショックに陥ったサンファンは,父を失った悲しみを忘れ,祖母が一日も早く元気になるようにと,新人王戦に出場して優勝の夢をかなえようという戦意を燃やす。

砂入:チェ・ミンシクです。この人は『オールドボーイ』、『春が来れば』、『ラブレター ~パイランより~』などで、人生の失敗というどうしよう もないなり様、どん底に落ち果てた状況に這いつくばる姿が非常に説得力があります。少し顔が、いい顔でもなく、少しえげつない所も、この人の魅力でしょう か?

もう一人のボクサー、リュ・スンボムは初めて見ました。これまたいい顔ではなく、最初にドレッドの髪型をしてるんですがこれがまたなんか似合わな い。が、この人が監獄に入り、ボクシングを始めるんですね。そして目標とともに鍛え上げ、戦いに挑む、血を吐き、マウスピースを口に入れる表情は、笑って いるのか、不気味な雰囲気、この顔は演技を超え、本性的な物が浮かび上がるような気もします。

チェ・ミンシクはどんどん、社会に対応できなくなります。息子をサウナに連れて行き、しっかりお父さんをするんですね、それが感動的です。涙優しいお父さん、何を言ってるのか判らないが(たぶんボクシングで脳がいかれてて、言ってることがメイクセンスしない)、感じます、白熱の優しさを。

映画としてはまあまあでしょうか?最後も在り来たりなハッピーエンディングな終わり方。悪い気はしませんが、見てよかったとは思わない。所々がキュントした映画でした。

星の光の中へ/星明かりの中へ 속으로 For Eternal Hearts

▼うぶな独文科大学生スヨンは,ある日,偶然に,大胆で自由奔放な性格のポケベル少女に会う。愛や人生に対する経験が不足している,うぶなスヨンは,ポケベル少女の神秘さに魅力を感じる。

▼しかし,ポケベル少女は,悲劇的な死を迎え,その後,スヨンの前に驚くことが,起こり始める。死んだと思っていたポケベル少女が,また現れて,スヨンは,待ち望んだ家庭教師のアルバイトを始めるようになる。

▼ときめく気持ちで初めてのアルバイトに行くスヨン。豪勢な邸宅に到着して,初めて会う家庭教師の学生スジは,高校生にしては格別な感性を持っていた。そんな彼女の妙な魅力に次第に惹きつけられていくスヨン。しかし,スジを取り巻く奇妙な雰囲気は,彼を困惑させる。

▼混乱した状況の中で順次あらわれるスヨンとスジにからまった秘密。夢と現実がもつれた状況の中で,筋道がなくなっていくスヨンの運命は。

砂入:うーんだめだこういう映画。つまらない。チョン・ギョンホは俳優としてとぼけた顔してる。この人『ハーブ』でもダメだった。とっても退屈な映画でした。

パイラン(白蘭) 파이란 Failan

底辺を転々とする三流極道と,仕事を探しに彼と偽装結婚した中国女性パイランの胸が痛い愛の物語

▼自らを「生ばたや」と表現するインチョン(仁川)港の三流極道, イ・ガンジェ。底辺生活の同期生は,一地域を掌握する親分になっているけれど,ガンジェは,後輩のチンピラに挨拶さえしてもらえない分際。

▼ある日,親分のヨンシクと偶発的な殺人事件の現場にいたガンジェは,船1隻を買う金と引き替えに監獄に入ってくれと頼まれる。船1隻で人生10年くらいかと決心した直後,彼のもとに妻が死んだという思いがけない訃報が飛び込む。

▼既に彼の記憶の中でぼんやりしている名前カン・ペクラン(康白蘭)。金を受け取って偽装結婚をした書類上の妻,中国朝鮮族の女性パイラン(白蘭)だ。しかし,ガンジェは,その顔も思い出せなかった。

▼その時,初めて自分の生に飛込んだ女の存在を悟ったガンジェは,雪に覆われた山脈を横切る汽車なかで,女の手紙を初めて読む。「まわりの人々 は,みな親切です。その中でも,あなたが一番親切です。なぜなら,私と結婚してくださったから」ガンジェは,自分を懐かしがって生きてきた一人の女性の死 を整理して,自身の思わしくない人生に終止符を打つことを決心する。

砂入:チェ・ミンシクはいいね。味がある、この人見ると日本の俳優さんの誰かを思い出すんだよね。映画自体は色々ありすぎて少し混沌とするが最後は感情でまとめるスタイル。

自分の人生に対する遣る瀬無さが、偽造結婚の為のパイランの短いが一生懸命生きた人生に降りかかる。男泣き?途中まで盛り上がり、実を言うとDVDが止まってしまい、最後の20分を見たのは3日後、だから少し盛り下がり気味で見ました。よかったけど。

ハーブ 허브 Herb

▼世の中が丸ごと気になるサンウンは,20歳。可愛くて,優しくて,折り紙の非凡な才能もある。その上,愛する家族と友人たちもいる。

▼しかし,彼女には,秘密がある。まさに永遠に7歳の知能ということ。<精神遅滞3級>という「遅刻生」として,世の中を教わるサンウン。住民登録証の発給を受けて喜ぶけど,彼女には知らないことがあまりにも多い。

▼童話のお姫様マニアのサンウンは,王子様に会うのが願いだ。ある日,巨大な頭のポトリ人形服の中できらびやかな微笑と一緒に登場した交通機動警察官ジョンボムを見たサンウンは,彼が「野獣」から魔法が解けた王子様だと確信する。
砂入:不思議ちゃん好きだな-韓国は?日本もここまで映画ができるほど不思議ちゃんのオブセッションはないかも、でもよく考えるとこの人、精神遅滞3級、 知能障害がある。これはいわゆる社会問題か?ここまでスタイリッシュなオブラートに包まれて社会問題を扱うのって面白いかも。ソフィスティケーションはこ う言ったどろどろした問題を可愛くする。深い傷が軽くなるように。

女の子はカン・ヘジョン、ええ?整形をしたと聞いていたけどここまで変わった?なんか若くなったような気もする、そんな?この顔?僕はこの女優さんは好きなのに。見てて判らなかった?ええ?

フー・アー・ユー 후 아 유 Who are U ?

63ビルディングを舞台に<ネットワーク世代>と呼ばれる若者たちの愛と夢,希望を描いた新しい形の<青春映画>

▼2002年,ソウルの63ビルディング。チャットゲーム<フー・アー・ユー>のプランナー,ヒョンテは,2年以上準備してきたゲームの公開を控 え,ベータテスト参加者の反応を見回して心労焦燥しているとき,掲示板に<フー・アー・ユー>を誹謗するIDピョリの文を見つけて憤慨する。

▼彼女が同じ建物の水族館ダイバーということがわかって,ヒョンテは,ベータテスター・インタビューを頼みに訪ねて行き,一目でその魅力に陥ってしまう。

▼人魚ショーをヒットさせるために練習に熱中している水族館ダイバー,インジュ。一時は国家代表水泳選手だったが,ケガをした後は63シーワール ドでダイバーの仕事をしている。彼女は,<フー・アー・ユー>インタビューのために訪ねたヒョンテから過去のボーイフレンドの面影を感じる。

▼ヒョンテは,メルロというアバターで自分を隠してインジュのゲームパートナーになって近づくが,オンラインと現実の両側で彼女を知っていく,きわどいゲームを楽しみながら,ますます彼女に惹かれていく。チョ・スンウが出てきます。
砂入:今風ですね。チョ・スンウが出てきます。この人の顔好きだわ。見ててもどかしくなったり、なんか恥ずかしい気落ちになったり、なんか遣る瀬無い表情 をする。少し大げさのボーダーラインを行ってるけど、見てて飽きない。イ・ナヨンは少し日本の俳優ミポリンを思い出す。綺麗な顔で、誠実感があり、強そう で傷ついた女の子。

話が少し今風、監督が頑張って今を表している、その努力が少し古臭い感じがするけど.......なんか頑張ったカメラの動き、工夫をしたか感の連射イメージ連想映像、実験映画のような野暮ったい物ではないけど、さらりとそれを遣って退ける感じはグッド。

いいんではないですか?僕はもっと涙物が好きだけど。

ひまわり 해바라기

▼高校中退後,素手で通りのチンピラたちをみんな掃き捨てたオ・テシク。酒を飲めば犬になり,喧嘩をすれば血を見る彼は,刃物も血も怖がらず,残酷なことで<狂った犬>と呼ばれていた。その彼が,仮釈放された。

▼テシクが困らせたミンソクは,警察官になり,テシクのシダバリ(下っ端)であったヤンギとチャンムは,互いに競争相手になったので,人々は,互 いに別の理由で緊張する。しかし,テシクは,彼らとの沈殿物は知らないというように,手に古い手帳一つを握ってその中に書かれた,「したい事」をしてい く。その手帳は,彼が監獄で希望した「したい事」だけでなく,これから守らなければならない3つの約束も書かれている。「酒を飲まない」「喧嘩しない」 「泣かない」。

▼その手帳を与えたトクチャ女史を訪ねるテシク。トクチャは,血が一滴も混ざっていない彼を実の息子以上に暖かく迎えてくれる。知らない男を歓待 する状況を知らず,呆れ返りながらも,なぜか憎くないトクチャの娘ヒジュ。テシクは,彼らとともに希望を持って新しい人生を始めようとする。

▼しかし,ひまわり食堂の母娘を除いたすべての者は,テシクを信じない。そして,その冷たい不信の果てに,誰も想像できない絶望の逆襲が始まっていた。
砂入:音楽、話、登場人物といった要素で中々見ごたえのある映画でした。少しばかり在り来たりな話の様でもありますが、テシクのぎこちない演技はいいのか悪いのかを通り過ごす許容力をもった演技でした。

いい映画を見ると考える余地が出来ます。よくない映画はいろんな事を言いたいばかりで決して静かな気持ちにしてくれません。

これは静かさを与えてくれました。

リメンバー・ミー 同感 동감 トンガム Ditto

▼1979年,新羅大学英文科3年の女子大生ユン・ソウン(キム・ハヌル)は,偶然に中古のアマチュア無線機を手に入れる。皆既月蝕があった夜,机の上に 放っていた無線機から不思議な交信音~男の声が聞こえてくる。彼は,ソウンと同じ大学の広告創作学科2年のチ・イン(ユ・ジテ)という男子学生。

▼ソウンは,インと学校の時計塔前で会う約束をする。ソウンは, まだ工事中の時計塔前でデモ行列を見ながらインを待つが,約束時間を2時間すぎてもインは現れない。一方,インも時計塔前で豪雨の中,ソウンを待っている。

▼その日の破られた約束に腹を立てた二人。しかし,もう一度始めた交信で,信じられない事が起こっていることを知るようになる。
砂入:一回見ようとして挫折してまた進められてみた結果、まあまあです。メロドラマですね。ユジテが出てます。『甘く,殺伐とした恋人』のパク・ヨンウも出てます。

メロメロでドラマチックな音楽、センチメンタルな趣、ダメでした。

僕の,世界の中心は,君だ。 波浪注意報 파랑주의보 My Girl And I

片山恭一の同名ベストセラーを映画化した日本映画「世界の中心で,愛をさけぶ」をリメイクしたロマンス・ドラマ。

平凡で優しい性格の高校生スホと,スホを片思いする同年齢の学校オルチャン(最高の美形)スウンとの愛を描いたメロー物で,高校生の初恋と不治の病という全体的な素材の他は大部分脚色されて,日本映画とはだいぶ違う。

「秋の童話」や「ホテリアー」など韓国ドラマで人気を誇るソン・へギョが,ついに映画デビューする作品。

▼テミョン(大明)高校2年の同級生スホとスウンは,中学校の時からの知り合い。勉強はそれなりに,容貌もそれなりに,分別があって優しいけれど平凡この上ないスホとは違い,スウンは校内すべての男子学生たちが憧れる片思いの対象。

▼しかし,心も顔も一番可愛いスウンにも片思いの相手があったのだ。それはまさにスホ。永らくスホに対する片思いを抱いてきたスウンは,ある日決心してスホに格別な関心を示す。

▼彼女がスホと一緒に歩いているのを見て,全校生は衝撃に包まれ,普段スウンを片思いしていた男子学生たちの嫉妬に充ちた視線が,怒りの拳が,スホに向かって行くが,まさに当事者のスホだけは,スウンが自分を好きだという事実がわからない。

▼スウンは,音声私書箱を通して自分の感情を残し,スウンの甘い愛の告白を聞いたスホは,その夜いよいよ初恋の胸のときめきに眠れない夜を過ご す。そして,スウンの愛の告白以後,公式カップルとして交際するようになったスホとスウンは,ゆっくりと自分たちの初恋を育てるようになる。

▼ある日,友人たちの全面的な支援(?)で島への旅行に出発するスホとスウン。スホとスウンは,二つの愛が初恋から生涯最も美しい愛へと大きくなっていきつつあることを感じるようになる。


砂入:俳優は二人ともいいが、話がわざとらしい。

密陽 밀양 Secret Sunshine

▼33歳。夫を失った彼女は,息子のジュンと夫の故郷の密陽に行っている。すでに彼女は,とても多くのものを失った。ピアニストの希望も,夫に対する夢も。この小さな都市で,彼女にふさわしい小さなピアノ教室を開いた後,彼女は,新しい始まりを約束する。

▼密陽の郊外5km。彼は,シネと初めて出会う。故障で立ち往生してしまった彼女の車が,カーセンター社長の彼を呼んだのだ。そしてこの見知らぬ女性は,自分の声のように忘れられない人生の一部になってしまう。

▼彼は密陽と似ている。特別なことがない彼らしい欲と,彼らしい俗物性と,また彼らしい純真さをはらんでいる男。村祭りや商店街に行けば,間違い なく現れる誰かのように,彼はシネの人生に入り込む。彼は,いつも彼女のそばに立っている。一度くらいは,彼女が自分の目を見てくれるのを待ちながら。

▼それほど平凡でない女をながめる男,それほどつらく感じる女のそばを守っているこの男の視線と愛を,彼はどのように表現するのだろうか。
砂入:うーん、この説明書きは少し不満です。僕は見た感じ(実は今日ニューヨークフィルムフェスティバルでプレミアを見てきました)、この映画はこの女の 人の苦境と感情の動きから構成されてます。感情は色んなやり方を通してゆっくりと流れ、変わり癒されます。それはそばに誰が居ようとも、姿を現し、声を張 り上げ、突然、蘇り、涙を流し、しかし時間は必要なんですね。時間だけが深く傷ついた心を少しずつ暖めたりできるんです。その感情に触れた人はそっとして あげるしかないんです。それしか出来ないんです。

ソンガンホーは本当にいい役。可愛い人。ほっとさせる人。色々とこの人が出てる映画見てきたけど愛が、それも本当にあたたかい愛がこぼれ落ちるよ うな人。でも、甘いだけではなく、人生の屈折したユーモアも軽く肩に乗せ、だけど楽しく流れるように来る男。いい男ですね、もう彼の演技がナチュラルって いうのか、もう地なんでしょうね。

スーパー女優、チョン・ドヨンはこの映画でカンヌを取りました。少しラースヴォントリアースの女性虐待的な感情の逆立ちの要素はありますが、やは り苦境は韓国映画の品のよさ、日常でしか起こりえる状況。チョン・ドヨンは声を上げて泣き、涙をこぼし、観客の目に人間の強さ、弱さの印象を焼き付けま す。

ただ感動したと言いません。感じると、時間がたてばもっとぼくももっといいレビューが書けるのでしょうね。

頑張れ!グムスン 굳세아라 금순아 Saving My Hubby

善良だが,とんでもないバレーボール選手出身の主婦が,酒代をぼられて客引きに捕えられている夫を救うために,歓楽街を転々として,想像もしない事件にまきこまれて過去のバレーボール選手の威力を発揮するという話

▼世間知らずで,うぶで賢くないけれど,それでも信頼できる夫ジュンテ=オッパが初めて出勤する日。6か月になったソンイが夜中にだだをこねたせいで朝寝坊して忙しい。初出勤なのに背中にアイロン跡がついたワイシャツを着せて申し訳ない気持ち。

▼まあいいか! 気分転換に久しぶりにバレーボール場に行ってみようか。昔は私も飛ばしたのに。赤ちゃんを背負ってみずぼらしく立っている自分を見ると,もう他人の舞台になったコートで疎外感を感じる。

▼真夜中にかかってきた晴天の雷のような電話。オッパが酒場で金を払えなくて捕まっている。170万ウォンの焼酎を飲んだって?いったい何瓶だろ う。うちのオッパすごい。感心している場合でない。怖いお兄さんの脅迫に,クムスンは,ソンイを背負って生まれて初めてネオンサインが華麗な遊興街に突進 する。
砂入:うーん、推薦しません。別に最低ではないけど、凄くよくもない。楽しんで見たけど。

ウェディング・キャンペーン 私の結婚遠征記 나의 결혼 원정기 My Wedding Campaign

KBSのドキュメンタリー「人間劇場-老総角ウズベクへ行く」をモチーフに,田舎の婚期を過ぎた素朴な未婚男性たちの結婚遠征を描いて,真の愛と結婚の意味を解きほぐす映画

▼38歳になるまで女性と目を合わせることもできない老総角(婚期を過ぎた未婚男性)ホン・マンテク。「書房服がない女は,子供服もない。」とい うお母さんのため息混ざった愚痴を聞く時ごとに,結婚に行けない罪人になった心情だ。マンテクの竹馬の友ヒチョルは,自分なりにかなり女性を相手にできる と考えるが,マッコリに酔って,マンテクと「18歳のスニ」を歌う佗びしい老総角であることは,マンテクとかわらない。

▼彼らは,村に嫁にきたウズベキスタンの若い女性を見てきたおじいさんの勧誘で,ウズベクへ見合い旅行に出かけるようになる。恐れとときめきで始 まったウズベク見合い旅行。だめな英語を駆使しながら,きらびやかな作業(ナンパ)を繰り広げるヒチョルに反して,苦しいほどうぶなマンテクは,ひじ鉄砲 を食らうのが常だ。

▼マンテクの担当通訳官でカップルマネジャーのララは,こういう状況を見てますます焦る。彼女には,今回の見合いを必ず成功させなければならない切実な理由がある。見ていられないララは,ウズベクの挨拶の言葉から見合いの礼節までマンテクの特別個人教習を買って出る。

▼ララが書いたメッセージを見ながら,ウズベクの挨拶を練習するマンテク。ララの徹底した教習とヒチョルの愛情深い忠告のおかげでいよいよマンテ クに機会ができるが,真心なく作り出した話で勝ち取ったデートは,落ち着かないだけだ。デートが続くけば続くほど,マンテクの視線は,しきりに他の方へ向 かう。果たしてマンテクは,結婚遠征に成功して戻れるだろうか。
砂入:決してよく出来た映画とはいえないが、いい映画でした。ほろっとするシーンが多く、飽きさせずに最後まで見ました。

私にも妻がいたらいいのに 나도 아내가 있었으면 좋겠다 I wish I had A Wife

来,3年間,いや学校時代を含めれば23年間,遅刻を一度もしたことがない彼が,ある日無断欠勤を敢行する。理由はたった一つ。突然止まってしまった出勤の地下鉄の中,みんな誰かに携帯電話をかけるのに自分にはそんな人がいないことがわかったからだ。

▼しかし,ボンスはまだ知らない。銀行の真向かいの補習塾にボンスを見つめて小さな愛を育てている27歳の女性チョン・ウォンジュがいることを。ボンスとウォンジュは毎日思いがけなく会っている。ラーメン屋で,銀行で,バス停留場で。

▼ある夜,ウォンジュが一人残って試験を採点しているとき,塾の蛍光灯が切れてしまい,退勤するボンスに助けを求める。ボンスはウォンジュの真意をはかり切れなくて,ウォンジュの「お礼に夕食でも」の申出を断ってしまう。

▼それでも二人は,これまでのようにどこかで思いがけなく会って,いろんなことが起こるけど,ボンスはまだウォンジュの存在を認識できない。ある 日,銀行の監視カメラの録画を見ていたボンスは,音を録音できないカメラに向かって自分の名前をせつなく呼んでいる女性の姿を発見する...。
砂入:チョン・ドヨンは旨いなー。この人が『ユア・マイ・サンシャイン』と同じ人なんてなんか全く違う。ここではとても綺麗、可愛らしい人。

ソルギョングがいい。音楽がいい。とっても可愛く作られている映画です。いいお話、ほっとする感じ。

200 Pounds Beauty. カンナさん大成功です!(美女はつらいの) 미녀는 괴로워

優れた歌唱力にもかかわらず,でっぷり太って不細工という理由で周囲の蔑視を受けていた女性が,命をかけた整形手術を通して美女に変身する騒動を通し,容貌至上主義を風刺したドタバタ・コミックドラマ

▼身長169cm,体重95kg。K-1や土俵に出てよいほどの体格だけど,一人の男に愛されたい幼い心の持ち主ハンナ。神が彼女に許諾した唯一 の贈り物である<天上の声>で歌手を夢見ているが,美女歌手アミのリップシンクとして代わりに歌を歌う<顔のない歌手>の境遇だ。そして,夜には,生計の ために,<電話ミーティング・アルファ>まで走って行かなければならない。

▼しかし,最もつらいのは,彼女の心だ。アミのレコード・プロデューサーであり,ハンナの音楽性を認めてくれた唯一の人ハン・サンジュンをひっそ りと愛するようになったこと。片思いに気がはやる彼女は,いよいよ夢に描いた彼の誕生日パーティーに招待され,浮き立った気持ちで精一杯おしゃれして現れ る。ところが,その夜以後,巨大な彼女が痕跡もなく消えてしまった。

▼身長169cm,体重48kg。完ぺきなSラインボディの所有者ジェニー。ハンナが跡形もなく消え,レコード活動を打ち切るようになったアミの 空白を格好良く埋めてくれた彼女は,サンジュンにとって救世主だ。交通事故にあった人が病院に行くのを忘れるほどの美貌の彼女は,有難いことに歌の実力ま で消えたハンナに劣らない。

▼しかし,彼女は,安売りの魚に頭がおかしくなったり,倒れたジャージャー麺配達員の空のうつわを親切に拾ってあげたり,可愛いという言葉に涙を 流して感動したり,人が食べ残したものをよどみなく拾ったりする猟奇的な行為を繰り広げる。このような状況を疑惑と嫉妬の目でながめるライバルのアミ。自 分の地位を威嚇するジェニーの存在に危機感を感じたアミは,美女ジェニーの裏調査を敢行する。果たして彼女のSラインの後に隠された秘密は何だろうか。
砂入:友達の推薦で2-3本立て続けにコメディーを見た。これが全部まあまあだった。僕はやっぱり涙ちょちょぎれるのが好きかも。これもまあまあだったね。つまんないかも。何も残らん。

角砂糖 각설탕  (Lump Sugar, 2006)

▼済州道のハンナム牧場で生まれ育ったシウンは,幼い時からとりわけ馬が好きで,馬と親しく過ごす子供だ。特に,生まれるやいなやお母さんを失った馬の チョンドゥンイ(雷)に対する愛情は誰より格別で,二人はお互いをいたわりながら一緒に成長する。シウンも母なしで孤独に育ったので,彼女にとってのチョ ンドゥンイは,分身のような存在だ。そんなある日,チョンドゥンイは香港に売られ,二人は,願わない別れを迎える。

▼2年の月日が流れ,クァチョン(果川)に住んで女性騎手の夢を育てるシウン。偶然な場所で運命的にチョンドゥンイと出会い,二人は,お互いのこ とがわかって感激的に再会する。そして,シウンの格別の指導で,チョンドゥンイは,少しずつ競走馬としての実力を取り戻すようになって,二人は,競馬大会 に一緒に出場するようになる。

▼チョンドゥンイと一緒なら,この世の果てまでも走れるシウン。彼女の夢を一緒に実現してあげたいチョンドゥンイ。彼らは果たして,数万人の観衆が見守る最後の競走で,もう一度,奇跡を作り出せるだろうか。
砂入:馬が結構クロースアップになるシーンが多いこの映画。ハイカラな印象が多い韓国映画、自然を動物と言うテーマをメインに持ってきたこの映画は、画像は綺麗でした。

どういった理由かはわかりませんでしたが、感情移入できませんでした。

Sダイアリー S 다이어리  S Diary

自分の秘密の恋愛史を几帳面にダイアリーに記録してきた,あきれた女性ジニが,過去の男たちを訪ねて行き,昔の恋愛に対する補償を請求するロマンチック・コメディー

▼これまでの愛に後悔のないナ・ジニ。愛を完成できた29歳の年に聞いた彼の一言。「それが愛だと思うのか。昔の男たちに聞いてみろ。君を愛したのかどうか。」

▼1周年記念日に4番目の男チャンに離別通知を受けたジニ。離別の瞬間,彼女に飛んできた胸痛い言葉を繰り返し,ダイアリーの中に大切に保管して きた過ぎ去った愛を思い出してみる。クヒョンとの荒っぽかった初恋,キャンパスを共に縫ったチョンソク,ユインとのぴりっとした時間が美しい記憶として 残っている。

▼チャンの言葉を頭の中から消せないジニは,「男たちは私を愛したよ。」と一人で繰り返し言う代わりに,直接訪ねて行って過ぎ去った愛を確認する ことにする。しかし,男たちは,もはやダイアリーの中にジニの筆記体で大事に保管された彼らではない。全く違う状況という顔で愛を否定して,ジニの思い出 までまでこなごなにたたき壊してしまうのに。

砂入:うーんだめだったこれ。

For Horowitz 私のちいさなピアニスト(ホロヴィッツのために) 호로비츠 위하여

有名なピアニストになれない劣等感を持ったピアノ教師と,天性の音感を持つが不遇な家庭環境の中にある男の子が出会い,師弟間の厚い情でお互いの痛みを治癒していくという内容のドラマ

▼ホロヴィッツのように偉大なピアニストになりたかったけど,才能が足りなかったせいで,郊外のピアノ学院の先生をしているキム・ジス。学院に引っ越してきた日,メトロノームを盗んで逃げるおかしな子供ギョンミンに会うようになる。

▼そんなある日,偶然にギョンミンが絶対音感を持った天才少年であることに気づいて,ジスは目がパッと覚める。ギョンミンを有名なコンクールに入賞させて,有能な先生として名声をとどろかそうと熱心に訓練にまい進する。

▼ついにコンクールの日を迎える二人。ジスは,追いついてくる者がいないギョンミンの実力にひときわ意気揚揚だ。しかし,舞台に立ったギョンミンは,どうしたことかびくともしない。挫折したジスは,ギョンミンをとても冷酷に追い出す。
砂入:うーん出ました。うなる様ないい映画。なみだでましたでましたボロボロと。

あらすじ、内容、そしてパッケージを見ると、子供向けの映画?または在り来たり?と思うのですが、今回は日本にいたとき映画のコーナーでおすぎ だったかな、ピーコだっかな、どちらかがこの映画を進めていました。この映画とジャッキーチェンの新しい映画を見比べてました。その時の批評がですね、良 かったんです。ああー、これはいい映画だなって判った。

まさしくその通り、旨く出来ている。よく出来ているといっては失礼かも。

少年の苦境、そして母を持ちたいという欲望、ジスのピアニストとしての自分の為の願望、それが旨く重なり、この様な情景を映し出したという映画。 それが説明臭くないんですよね、お涙頂戴ではないんですよね、ああっ、どうしてこんなに旨く出来てるのかは終わってから感じる事(まさしく今)、見てる時 は声をだして泣きました。

最後はジスは少年の事を思い少年を海外へと送ります。自分が全てを失ったと気づく。そして場面は何年後に。

ジスは本当に少年の事を思って送り出したのでしょうか?自分が先生として物足りなかったとして送り出したのでしょうか?

ピアノの音色と言葉で表せない感情、願望が絡み合う。脱帽。

甘く,殺伐とした恋人 달콤, 살벌한 연인 My Scary Girl

▼大学講師をするほど賢くて,ジェントルな男ファン・デウ(パク・ヨンウ)。だが,彼に決定的な欠点があったのだ。まさに女性と恋愛に対して体質的に拒否感を持っていて,正しい恋愛を一度もしたことがない小心な性格の持ち主ということ。

▼そんな彼が,30歳を過ぎて,カップルたちが目にありありと浮かぶようになり,ある日,ベッドを動かして腰を痛めた後に,大きくなった孤独にどうすればよいか分からなくなる。

▼テウは,友人ソンシク(チョ・ヨンギュ)のいたずらでイ・ミナ(チェ・ガンヒ)にデートを申し込むようになり,彼女は,驚くべきことに彼の下手 な申し込みを受け入れる。しかし,初めて愛を始めるテウの表現と行動は粗雑で,ミナはそんなテウとの出逢いに心が痛むが,いつのまにか彼だけの純粋さに 陥って,二人は,熱情的な恋愛を始めるようになる。

▼ところで彼女が怪しい。趣味は読書で,美術を専攻しているというが,ドストエフスキーの「罪と罰」も知らないし,自分が所蔵する絵の作家「モン ドリアン」も知らないという。それに知的なミナと全く似合わないルームメート。そして決定的な証拠。彼女の実名は,「イ・ミナ」でなく,「イ・ミジャ」だ という。

▼愛が深くなるほど彼女に対する疑いが増して,突然に現われたミナの正体にテウは葛藤するけれど。
砂入:おもしろかった。特に主人公の先生が。話はまあまあ、でもこう言った明るくって愉快なのいいわ。最近これが。

インディアン・サマー 인디언 썸머 Indian Summer

夫を殺害した容疑で死刑宣告を受けた女性と,彼女の弁護を引き受けた弁護士との愛を描いた法廷ドラマ形式のメロー物

▼2234番被告人イ・シニョン。夫を殺害した容疑で死刑宣告を受けたが,自分のためのすべての弁護を拒否し,死を待つ人のように平穏だ。弁護士ソ・ジュナは,出世の道が保障された海外研修を待つ間,イ・シニョンの控訴審の国選弁護を引き受ける。

▼控訴審の初公判の日。急に裁判を拒否するイ・シニョン。裁判は中止され,イ・シニョンは,独房に監禁される。

▼ジュナは,彼女のすべての事件ファイルを検索し始める。そして,受持ちのすべての事件を中断し,海外研修もあきらめてイ・シニョンの痕跡を探して東奔西走する。自分のために努力してくれるジュナの姿を見ながら,シニョンは少しずつ彼を見ることがつらくなる。

▼ジュナの努力の甲斐あって,控訴審で無罪判決が下され,二人は,冷たい刑務所の外の日差し溢れる南海の海で,初めて弁護士と被告人でない男と女として会う。しかし,大法廷で控訴審破棄が決定され,裁判がまた始まる。
砂入:いいお話、さらりといい男でない俳優が、いい役を演じます。結構ロマンチック、もう死刑を覚悟した女性の最後のラブロマンすってか?なかなか、最後までじっくりみました。

千年鶴 천년학 Beyond the years

世界が注目する韓国の巨匠イム・グォンテクの100本目の作品で,当時の韓国映画観客動員数の記録を塗り替えた<風の丘を越えて ソピョンジェ (西便制)>の主人公トンホとソンファの愛とパンソリを描いた物語。

▼他人同士だが,パンソリの歌い手の養父に預けられて兄妹になったトンホとソンファ。互いの声と太鼓の調子を合わせながら育った二人は,いつのま にか互いに切ない心を持つようになる。だが,トンホは,心の中の恋人を姉と呼ばなければならない苦しさに耐えられず,家を出てしまう。

▼そして何年か後,継父が死んで,ソンファは,目が見えなくなったままどこかに消えたという便りが聞こえる。ソンファを姉でない女性として愛せる かも知れないと考えたトンホは,ソンファを探して,もう一度彼女の歌声に太鼓の調子を合わせながら,雪になってあげたいトンホは,恋人の痕跡を探して旅に 出る。

▼しかし,交錯した運命でからまった二人は,胸が痛む少しの間の出逢いと長い離別を繰り返すばかりだ。そうしている間,トンホは,流浪劇団の女優タンシムの誘惑に揺れてしまう。

▼トンホの前で愛を表わせず,ソナク(仙鶴)洞の立ち飲み屋主人ヨンテクの一途の片想いの愛を拒みながら,パンソリがトンホであるかのように歌に だけ熱中してきたソンファは,この便りに衝撃を受けて姿を隠してしまう。そして,ついにヨンテクの立ち飲み屋を訪ねてきたトンホは,自分が知らなかったソ ンファの話を聞くようになる。
sunairi:
『風の丘を越えて ソピョンジェ(西便制)』の続き?またはリメイク?結構『風が』が印象がものすごく強かったので、これは駄目でした。結構重なるところが多く、うーん。見たのか見てないのか?

国境の南側 국경의 남쪽 South Of The Border

愛する恋人をおいて国境を越えてきた北朝鮮青年が韓国に定着しながら体験するようになる葛藤と愛を描く映画

▼私は,1975年の朝鮮労働党創建日に生まれました。名前は,キム・ソノといいます。マンス芸術団のホルン演奏者であり,故郷は平壌(ピョンヤ ン)です。私には,結婚を約束した恋人ヨナがいました。性格も顔もトンチミ(ダイコンを大きく切って塩水に漬けた汁の多いキムチの一種)のようにじいんと して,すがすがしいヨナが私は本当に好きでした。

▼そんなある日,南朝鮮にいる祖父との秘密手紙が発覚し,私は,国境を越えなければならなくなりました。ヨナを残して。私は,ヨナの脱出資金を用 意するために気が気でなかったです。しかし,時が流れれば流れるほど,二度と会えなくなるという考えは,はるかに遠のきました。その時,私のそばに近寄っ てきたキョンジュは,アザができていた私の心を慰めてくれました。

▼そんなある日,ヨナが国境を越えて南へやってきました。死を覚悟してただひとり私を探して。初めて少年団に入団した時代が浮び上がります。「私 は偉大な首領キム・イルソン(金日成)大元帥様が立ててくださって,親愛なる指導者キム・ジョンイル(金正日)将軍様が輝かせてくれる光栄な朝鮮少年団に 入団して」
砂入:真面目ないいお話。鼻が詰まったようなキム・ソノ(チャ・スンウォン)の声。国柄が持つ純な思いが印象的でした。状況、環境、生い立ちがその人の性格を形成する。それを考えてると、なんか不思議な気持ちにもなりました。

ヨナはとても綺麗な女性の役でした。しかし強い。